『6才のボクが、大人になるまで。』『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督最新作『ヌーヴェルヴァーグ』の公開日が7月10日(金)に決定し、2バージョンのポスタービジュアル、ティザー予告、場面写真9点が解禁された。
『スクール・オブ・ロック』、『6才のボクが、大人になるまで。』、『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』から続く『ビフォア』シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督待望の最新作『ヌーヴェルヴァーグ』。1959年、ジャン=リュック・ゴダールと彼の長編デビュー作にして、ヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった『勝手にしやがれ』製作の舞台裏を仏映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いた青春物語。



学生の頃ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、この企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイターは、本作を『勝手にしやがれ』のスタイルに倣ったアカデミー比率(1:1.37)の白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語、配役も監督作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(16)に出演したゾーイ・ドゥイッチ以外、ほぼ無名のキャスティングで作り上げた。



リンクレイターは「観客に‟1959年の若者たちと一緒に映画を作っている感覚”を味わわせるためには既視感のないキャスティングが不可欠だった」と語り、本作の主人公となるジャン=リュック・ゴダール役には写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックを迎えた。フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドをオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールをマチュー・パンシナが演じるほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する映画人たちもほぼ無名の俳優陣が務めた。



前出のゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。また、製作には、記者、プロデューサーとしてゴダールと親交があり、『ゴダールのリア王』にも出演した経歴をもつミシェル・アルベルシュタット(ミシェル・ペタン)が参加。プリプロダクションから撮影、編集、台詞(仏訳)に至るまでフランス語ができないリンクレイターを全面的にサポートした。
作品は、2025年カンヌ国際映画祭に正式出品され熱狂的な歓迎を受け、「“これぞリンクレイター”な映画の新しい形」(CinemaTeaser)「映画へのピュアな愛の証」(Libération)「映画を革命した若者たちを描く、まばゆいほどの青春のポートレート」(L’Humanité)と称えられた。また、ヌーヴェルヴァーグに大きな影響を受けた巨匠のひとり、クエンティン・タランティーノもカンヌの公式上映で本作を2度連続で鑑賞し、大絶賛。友人でもあるリンクレイターを現地で称えた。また、ゴダールが当時在籍していた歴史的な映画雑誌カイエ・デュ・シネマも作品に絶賛をよせ、2025年のベスト映画TOP10にも選出(第8位)。25年の映画賞にも数多くノミネートされ、2026年ゴールデングローブ賞では見事作品賞(ミュージカル・コメディ)にノミネートされた。
本日4月9日は『勝手にしやがれ』、『気狂いピエロ』などで知られるヌーヴェルヴァーグの代表的俳優ジャン=ポール・ベルモンドの生誕日。彼をスターへと導いた『勝手にしやがれ』の舞台裏をリチャード・リンクレイター監督が現代に蘇らせた『ヌーヴェルヴァーグ』の公開日が、7月10日(金)に決定した。


あわせて解禁された日本版ビジュアルは、『勝手にしやがれ』の象徴的なシーンを鮮やかにオマージュしたピンクバージョンと、ゴダール、セバーグ、ベルモンドの無垢な共犯関係が眩しいブルーバージョンの2種類。どちらもタイトルロゴの周りには撮影に奮闘するゴダールやカメラマンのラウール・クタールらの姿がちらほら。俳優陣を走らせ、周囲を振り回す奔放なゴダールと、彼と共に時代の荒波を駆け抜けたセバーグ、ベルモンドらの、熱くまばゆい刹那が写し出されている。
デザインを手掛けたのは、数々の名作映画を手掛けるグラフィックデザイナーの大島依提亜。コピーの「息切れするほど、自由に。」からは、映画界に革命を起こした若者たちの、瑞々しくも激しい鼓動が伝わってくる。
あわせて解禁されたティザー予告は、ギヨーム・マルベック演じる当時28歳のゴダールが、パリの女性たちから「本物の天才。……そう自称するわ。」と噂されるシーンから始まる。ゾーイ・ドゥイッチ演じるセバーグから「あなたの映画なんてどうでもいい」と言われても、「その調子だよ」と飄々と去る姿。自由奔放なゴダールは、「新しい波が望みなら、荒波をくれてやる」と言い放ち、これはコケるなと言われても不敵な笑顔を見せる。自称天才?主演女優は愛想を尽かす!?のちにヌーヴェルヴァーグを代表する傑作となった『勝手にしやがれ』は如何にして生まれたのか。まだ何者でもなかった若者たちが、映画と共に駆け抜けた青春の日々がここにある。
なお今年は、本作の公開を皮切りにゴダール作品の熱い上映企画が予定されている。6/20より「21世紀のジャン=リュック・ゴダール わたしたちの映画 2001-2010」と題し、ゴダールの2000年代の長編作品全4作品(長編「愛の世紀」4K修復版、「映画史特別編 選ばれた瞬間」HD版、「アワーミュージック」4K修復版、「ゴダール・ソシアリスム」2K版)の一挙上映が決定。さらに、本作の公開を記念し、7/24から「勝手にしやがれ」(4Kレストア版)「気狂いピエロ」(2Kレストア版)の連続上映も決定している。
まとめ(注目ポイント)
- 映画『ヌーヴェルヴァーグ』7月10日(金)公開決定リチャード・リンクレイター監督が、1959年のゴダール長編デビュー作『勝手にしやがれ』製作の舞台裏を描いた青春群像劇。
- 全編ほぼフランス語、無名キャスト起用の徹底したこだわり当時の若者たちと一緒に映画を作っている感覚を出すため、ゾーイ・ドゥイッチ以外はほぼ無名の俳優陣を起用。
- 大島依提亜デザインの日本版ポスター2種が解禁撮影に奮闘するゴダールやセバーグらの熱くまばゆい刹那を写し出した、ピンクとブルーの特製ポスタービジュアルが到着。
- タランティーノらも絶賛、関連上映企画も続々開催カンヌ国際映画祭で絶賛され、本作の公開を記念してゴダール監督作の4Kレストア版上映なども予定されている。
ヌーヴェルヴァーグ
2026年7月10日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:リチャード・リンクレイター プロデューサー:ミシェル & ローラン・ペタン 脚本:ホリー・ジェント & ヴィンス・パルモ
出演:ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュラン 協賛:Chanel
2025/フランス/106分/仏語・英語/5.1ch/1:1.37/モノクロ/原題:Nouvelle Vague /日本語字幕:井村 千瑞
配給:AMGエンタテインメント 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
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