大ヒット作『ジュラシック・パーク』(93)のグラント博士役で人気を博したニュージーランド俳優サム・ニールが2026年7月13日にオーストラリアのシドニーで亡くなったことを遺族が明かした。享年78。死因は公表されていないが、23年に血液がん闘病中と告白。今年になって完治したと話していた。

ニールは北アイルランド生まれ。父はニュージーランド人、母は英国人で幼いころ、ニュージーランドに移住。カンタベリー大学を中退し、ヴィクトリア大学ウェリントンを卒業。75年に映画デビュー。日本では82年に公開されたオーストラリア映画『わが青春の輝き』(79)でヒロインが愛する男性を演じ注目された。これを見た名優ジェームズ・メイソンがプロデューサーたちに手紙を送ったことでニールのハリウッド進出が決まり、『オーメン/最後の闘争』(81)で主人公ダミアンを演じた。
これ以降、国際的な俳優活動を本格化させ、『ポゼッション』(81)『プレンティ』(85)『普通の女』(87)『デッド・カーム/戦慄の航海』(88・日本はビデオ公開)、『レッド・オクトーバーを追え!』(90)などに出演し、順調にキャリアを積んでいたところ、93年に『ジュラシック・パーク』に主演し、人気上昇。シリーズでは『ジュラシック・パークⅢ』(01)『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)にも同じ役で出演した。
そのほか、『ピアノ・レッスン』(93)『ジャングル・ブック』(94)『マウス・オブ・マッドネス』(94)『イベント・ホライゾン』(97)『モンタナの風に吹かれて』(98)『アンドリューNDR114』(99)などに出演した。「007」シリーズのジェームズ・ボンド役や『ダイ・ハード』でアラン・リックマンが演じたハンス役を演じる話もあったとされるが、これらは実現しなかった。
21世紀に入っても『ウィンブルドン』(04)『君への誓い』(12)『大脱出』(13)『トレイン・ミッション』(18)『ピーターラビット』(18)『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(19)などで活躍を続けていた。2027年にアメリカ公開予定の『ゴジラ×コング スーパーノヴァ』が遺作の一つとなる。
Source:Variety




