ミステリー小説のような濃度で放つ、欲望まみれのノンフィクション・ムービー『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』の場面写真10点が一挙に解禁された。アート好きでも知られるハリウッドスター、レオナルド・ディカプリオの姿も捉えられている。

通称「男性版モナ・リザ」に翻弄される人間たちの姿を様々な視点から捉えたシーン写真

2017年、アート界に激震が走る。一枚の絵がオークションで、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」として、史上最高額となる510億円で落札されたのだ。

“購入者は誰なのか?”“これによって真のダ・ヴィンチ作品だと証明されたのか?”本作では、世界中の人々の関心を集め、今なお謎が深まるばかりのこの名画にまつわる疑問を鋭く紐解いていくだけでなく、知られざるアート界のからくり、闇の金銭取引の実態をまでも生々しく暴いていく。

このたび解禁されたシーン写真は絵画「サルバート・ムンディ」とそれに翻弄される人間たちの姿を様々な視点から捉えたもの。

伝説の作品を一目見ようとスマホを片手にオークション会場に群がる人たち。そして、アート好きでも知られるハリウッドスター、レオナルド・ディカプリオが恍惚と「サルバート・ムンディ」を見つめる場面も。これは、マーケティング会社が巧妙に仕掛けた策略と知らないディカプリオが、無防備な表情を“盗み撮り”されたもの。本絵画のPRとしてオークションに活用された映像の一場面だ。

そのほか、最先端のX線調査やそれに相反する熟練鑑定士による目視での判断など、あらゆる方法で徹底的に作品の“真偽”が調べ上げられる様子などに加え、本作の話題を聞きつけ、狂気の沙汰とも言える世界的な絵画争奪戦に途中参戦したアラブの王族の姿のほか、この史上最高落札額を叩き出した伝説のオークション会場での実際の様子を切り取ったものなど、いずれもアートと人間、闇、金をめぐる裏側を垣間見るようなものとなっている。

『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー。

作品情報

ダ・ヴィンチは誰に微笑む
2021年11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ 原題:The Savior For Sale/100分/フランス映画/カラー/ヴィスタ/5.1chデジタル/
字幕翻訳:松岡葉子

©2021 Zadig Productions © Zadig Productions - FTV

公式サイト:gaga.ne.jp/last-davinci/

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