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英国ヨークシャー地方を舞台に、土地に秘められた伝承と家族の崩壊を描いた『スターヴ・エイカー 召喚』が9月11日(金)より公開。このたび、本作のキーとなる“野うさぎ”をめぐるアザービジュアル4種が解禁された。また、各界からのコメントも到着した。

解禁されて以来、その妖しく美しい世界観が好評を得ている日本版ポスタービジュアルに続き、グラフィックデザイナー・塚本陽が手がけた4種のアザービジュアルが完成した。

日本版ポスターが物語への“入口”だとすれば、今回の4種は、その奥に潜む象徴と感情を掘り起こしたもの。中心に据えられたのは、物語の鍵を握る野ウサギだ。

よく見ると、ところどころ血に濡れた毛並み、そしてこちらを射抜く琥珀色の瞳、古びた花柄の壁紙、身体に絡みつく根、揺り籠とも棺ともつかない籠、そして冬枯れの枝が縁取るウサギ型の空白。野ウサギを単なる恐怖の対象としてではなく、再生と喪失、慈愛と執着、家族と大地をつなぐ“境界の存在”として描き出している。

一見、静謐で母性的な構図は、見つめるほどに儀式めいた不穏さを帯びていく。本当に恐ろしいのは、血に濡れた野ウサギなのか。それとも、それを愛しいものとして家の中へ迎え入れようとする人間の願いなのか――。美しさと恐怖が同じ輪郭を持つ、本作ならではの世界を4つの異なるイメージで表現した。

さらに、各界のオピニオンからパワープッシュコメントが到着した。ホラージャンルの第一人者でSNSでも多くの支持を集めるZombie手帖の伊東美和、ホラー映画取締役、末廣末蔵、そして人間食べ食べカエル。また、映画評論家の真魚八重子、さらに文芸評論家の東雅夫、同志社大学教授の下楠昌哉がコメントを寄せている。民間伝承と一見可愛らしいウサギが織りなす新たな恐怖に、各界から阿鼻叫喚のコメントが寄せられた。コメント全文は以下のとおり。

コメント一覧

“スターヴ・エイカー”という土地が、単なる背景を超え、もう一人の主人公のように物語を支配する。不吉な気配をまとったその大地には確かな悪意が息づいており、地下に埋もれた異教の神話が、人の喪失感につけ込んで静かに心を侵食していく。その逃れがたい支配の感覚こそが、何より恐ろしい。
―――伊東美和(ゾンビ映画ウォッチャー、Zombie手帖)

グリーフホラーを数々観てきたけれど、
息子を亡くした夫婦の間を埋めるのが、
ぶっ生き返った<ウサギ>という新機軸!!
おいおいおいおい。
今、何を観たんだ?
このラスト、不気味で美しくて、微笑ましかった。
―――ホラー映画取締役

この作品で重要な点は、毛皮まで復活したウサギのパペットによる魅力的な動きだろう。カットによっては本物のウサギも使われているが、机の上や棚の隙間でじっとしているウサギの不気味かつ可愛い姿には、目を奪われてしまう。
―――真魚八重子(映画評論家)

ヨークシャー地方には、「生命の木」とも称される一種の樹木に対する信仰が現在でも根強く残されているようで、この謎めいた物語に、言い知れぬ恐怖と、深みと、民俗学的な説得力を付与しているように感じられてならない。
―――東雅夫(文芸評論家)

全編を覆う寂寥感はどうだ。圧し掛かる喪失と虚無は、我々の血液までも鉛に変える。
 本作で描かれる恐怖は実に罪深い。しかし同時に慈しみも感じられないだろうか。
残酷な運命に翻弄される夫婦の決断を、誰が責めることができるだろうか。
過去の後悔を思い出しながら、ご自身にも問うてみて欲しい。
―――末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)

荒涼とした原野。陰鬱な空。密かに語り継がれる伝承を持つ共同体。そんな英国の田舎で昔ながらの兎料理を食べたことはあるかい?この兎の味は特濃だ。しかも、憑(つ)いてくる。
―――下楠昌哉(同志社大学 文学部英文学科 教授)

引き裂かれるような喪失感を夫婦2人の悲壮な姿を通して追体験。辛くない場面がほとんどない。観る者の心を瞬時に曇らせる作品です。観終わってもしばらく晴れることはない。伝承への取り込まれ方がとにかく怖かった。
―――人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

まとめ(注目ポイント)

  • 『スターヴ・エイカー 召喚』9月11日公開英国ヨークシャー地方を舞台に土地の伝承と家族の崩壊を描くフォークホラー。
  • “野うさぎ”のアザービジュアル4種解禁血に濡れた毛並みや琥珀色の瞳など、物語の鍵を握る存在を描いたビジュアル。
  • 塚本陽がビジュアルを担当グラフィックデザイナー・塚本陽が手がけた4種のアザービジュアルが完成。
  • 各界からパワープッシュコメント伊東美和、真魚八重子、東雅夫ら7名が作品の恐怖や民俗性にコメント。
  • マット・スミスら出演ダニエル・ココタジロ監督・脚本、マット・スミス、モーフィッド・クラークら出演の2023年英国映画。
作品情報

スターヴ・エイカー 召喚
2026年9月11日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開

STORY
英国ヨークシャー地方の人里離れた〈スターヴ・エイカー〉の地に移り住んだリチャードとジュリエット。息子オーウェンが“何かの声”を聞き始め、家族の日常は不穏に揺らぎ出す。やがて訪れる突然の悲劇。喪失に囚われた夫婦は、土地に眠る古い伝承へと引き寄せられ、夫は古いオークの根を掘り起こし、妻は亡き子の魂との交信に救いを求める。だが、彼らが知らぬ間に家の中へ招き入れてしまった暗く邪悪な力は、“失われたものを取り戻せる”というおぞましい可能性を差し出す――。

監督・脚本:ダニエル・ココタジロ 製作:テッサ・ロス、ジュリエット・ハウエル、エマ・ダフィ
出演:マット・スミス、モーフィッド・クラーク、アーサー・ショウ、エリン・リチャーズ、ロバート・エムズ、ショーン・ギルダー、メラニー・キルバーン

2023年/イギリス/英語/98分/カラー/スコープサイズ/原題: Starve Acre /字幕翻訳:大城哲郎 レイティング:G

提供:クロックワークス 配給:ミッドシップ 配給協力:Lino 宣伝:長村亜紀

© House Starve Acre Limited, Acre Film LLC, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute 2023

公式サイト http://mid-ship.co.jp/starveacre/

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