アンドレイ・チカチーロをモデルにした連続殺人鬼をマルコム・マクダウェルが演じた映画『エヴィレンコ』が10月9日(金)より全国順次公開。このたび、本ビジュアルポスターと予告編、そして場面写真10点が解禁された。
50人以上を殺害した旧ソ連時代最大の連続殺人犯であるアンドレイ・チカチーロを『時計じかけのオレンジ』(71)のマルコム・マクダウェルが演じた『エヴィレンコ』。日本では一切紹介をされたことがなく、これが日本初上陸・初公開となる。
この主人公エヴィレンコ役を演じるにあたってマルコム・マクダウェルは、実際のチカチーロの映像を参考にし怪演。監督は、以前からマクダウェルと友人であり、本作が初監督作品となったデヴィッド・グリエコ。グリエコ監督は自らチカチーロの裁判を傍聴し、チカチーロを題材にした小説「Il comunista che mangiava i bambini(子どもを食べた共産主義者)」を94年に出版。これが話題となり、ベルナルド・ベルトルッチが映画化を希望したが、病に倒れ逝去。グリエコは自らメガホンを取ることを決意。資金難により製作が難航した際も、マクダウェルは「当然やるべきだ」とグリエコ監督に後押ししたほどの入魂作。第50回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞の新人監督賞にノミネートを果たした。直接的な残酷描写を控えつつも、心理に迫ることで一層の恐ろしさをあぶり出している。
今回解禁された本ビジュアルポスターは、殺害とともにカニバリズムを行ったとされるチカチーロのイメージと重なり合うシーンを使用したもの。口元から血を滴らせ、眼光鋭くこちらを見つめるマルコム・マクダウェルが強い印象を放つ。右に添えられた「同志よ この苦しみが分かるか?」というコピーからは、共産主義に赤く染まったエヴィレンコが問いかける、ある種の哀しみすらも感じられる。

あわせて解禁となった予告編は、深い森の奥からエヴィレンコが現れるシーンから始まる。学校の教師をつとめ、厳格な共産主義者としての規律を生徒にも求めるエヴィレンコ。家庭も持ち、部分的には一般的に見えるが、その一方で彼には小児性愛症としての一面も持っていた。獲物を見つめるような視線の先には、いつも少女や少年たちの姿があった。
咆哮を上げるエヴィレンコで締めくくられ、悪名高きこの怪物の強烈な存在が示される。音楽を手掛けたのは、多くのデイヴィッド・リンチ監督作への参加で知られるアンジェロ・バダラメンティ。重厚かつ壮大なスコアが、「国家の物語」としての側面を押し広げている。
また、場面写真では、返り血を浴びて恍惚とした表情のエヴィレンコ、値踏みするような表情で少女を見下ろすエヴィレンコ、何者かと全裸で対峙するエヴィレンコなどの様子が収められており、一体何が起きているのかわからず不穏で危険な空気だけが漂う。










まとめ(注目ポイント)
- 『エヴィレンコ』10月9日公開マルコム・マクダウェル主演の2004年作が日本初公開、10月9日より全国順次公開。
- チカチーロをモデルにした連続殺人鬼旧ソ連時代の連続殺人犯アンドレイ・チカチーロをモデルにしたエヴィレンコを描く作品。
- 本ビジュアル&予告編を解禁血を滴らせるエヴィレンコの姿を捉えたポスターと、不穏な予告編を公開。
- グリエコ監督の初長編作品デイビット・グリエコ監督が自身の小説をもとに手掛けた長編劇映画デビュー作。
エヴィレンコ
2026年10月9日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
STORY
生徒への強姦未遂事件により学校の教師の職を追われたエヴィレンコ。やがて次々と女性や子供を惨殺して食い殺す、真の怪物と化していく。連続殺人の犯人を見つけられないまま4年が経過した頃、検察官のレシエフは捜査に加わり、エヴィレンコの心の闇に接近していくこととなる。
監督・脚本:デイビット・グリエコ 撮影:ファビオ・ザマリオン 音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:マルコム・マクダウェル、マートン・チョーカシュ、ロナルド・ピックアップ
2004年|イタリア|カラー|118分|PG-12|原題:Evilenko キングレコード提供 アンプラグド配給
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