エキゾチックな中東を背景にした海外ドラマ『ポゼッションズ 血と砂の花嫁』(字幕版・全6話)がAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて9月6日(月)より日本で独占初配信される。また「BS10 スターチャンネル」では9月27日(月)より日本初独占放送が決定。それにあわせて、血みどろの花嫁姿が衝撃的な予告映像が本邦初解禁となった。
本作は、HBO Maxでも配信された、イスラエル&フランス合作の異色ミステリー。 サイコスリラー、超自然現象、家族ドラマなど複数の要素が絡んだ唯一無二の作品だ。
イスラエルに住むフランス人のナタリーは、結婚式の最中に最愛の夫が殺害され、殺人容疑をかけられる。地元警察に逮捕されたナタリーを支援するため駆けつけたフランス領事館のカリムは次第にナタリーに惹かれ、彼女の過去と彼女を取り巻くミステリアスな家族から真相を解明しようと捜査にのめり込んでいく…。 次々と容疑者が浮上する、目が離せない展開に注目だ。
本作のミステリーはナタリーの母、ロサを中心に展開していく。チュニジア・ジェルバ島のユダヤ系コミュニティ出身の彼女は伝統宗教の敬虔な信徒である。娘の結婚を不吉だと猛反対し、ナタリーに殺人容疑がかけられてからは彼女を解放するためと言って、迷信を信じた突飛じみて見える行動で家族を動揺させる。子を持たず亡くなった男の兄弟は遺された妻と結婚しなければならず(レビラト婚)、その結婚に対し双方が合意に至らない場合はその義務から免れるための儀式(ハリザ)を行う必要がある、というユダヤ教の古い慣習がモチーフになっているなど、ジェルバ島出身の女性に伝わる風習が本作の鍵を握る重要な要素になっている。
今回解禁された映像ではまさにナタリーの幸せそうな結婚披露宴から始まるが、会場が暗転した一瞬で、ウエディングドレスは血まみれ、花婿は倒れており、ナタリーの手には血の付いたケーキカットナイフが握られている…。タイトルの「ポゼッション」には「悪魔に取りつかれる」という意味があるが、ナタリーやその家族の身には一体何が起こっているのか…?
本作はイスラエルとフランスの合作で、脚本家もイスラエル人。そしてイスラエル南部のユダヤ教徒とアラブ民族のコミュニティーの境界となるベエルシェバという砂漠の街が舞台とあり、劇中の使用言語はフランス語(60%)、ヘブライ語(32%)、英語(7%)、アラビア語(1%)と異国情緒あふれる作品。アルジェリア系フランス人のカリムを煙たがるイスラエル人の警察など、この土地特有の異人種同士の関係性の温度感もさりげなく描かれている。
主演のナディア・テレスキウィッツは2019年に開催された第32回東京国際映画祭に出品された映画『Only the Animals(原題)』(映画祭出品時タイトル『動物だけが知っている』)で最優秀女優賞を受賞した、いま期待の若手女優。ナタリーの父ジョエルを演じるのは『007/ゴールデンアイ』や『ニキータ(1990)』などに出演した大御所のチェッキー・カリョ。ナタリーに惹かれ深みにはまっていくフランス領事館のカリムを『ゼロ・ダーク・サーティ』出演、セザール賞受賞経験もある実力派俳優レダ・カテブが演じた。監督はBBCの大ヒットシリーズ『ボディガードー守るべきもの―』のトマ・ヴァンサン。
2021年フランス映画批評家協会賞でBest French Series賞を受賞した本作は、製作国のイスラエル、フランスのほかに、その他、ヨーロッパ各国、北米、南米、オーストラリア、韓国、香港、インドネシアなどで放送・配信されている。
ポゼッションズ 血と砂の花嫁(全6話)
【配信】 Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
<字幕版> 9月6日(月)より第1話、第2話を同時配信開始、以後毎週月曜1話ずつ更新、
第1話無料配信期間10月4日(月)~11月3日(水・祝)
https://www.amazon.co.jp/channels/starch
【放送】 BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】 9月27日(月)より毎週月曜23時~ (9月25日(土) 20時~ 第1話先行無料放送)
https://www.star-ch.jp/drama/possessions/sid=1/p=t/
STORY
主人公はイスラエルに住むフランス人一家の末娘ナタリー。母の猛反対を押し切って結婚式を執り行うが披露宴の最中に夫が殺害され、ナタリーは殺人容疑で逮捕されてしまう。事件当時の記憶が一切ないというナタリーのもとへテルアビブのフランス領事館の副領事カリムがサポートに駆けつけるが、若く美しいナタリーに惹かれた彼は彼女の潔白を信じ真相を解明しようと、彼女を取り巻くミステリアスな家族とその過去の謎に深入りしていく。真犯人は誰なのか? 彼女の体に残る傷に隠された真実とは?
【監督】トマ・ヴァンサン(『ボディガード -守るべきもの-』トーマス・ヴィンセント名義 )
【脚本】シャハール・マーゲン、ヴァレリー・ゼナッティ(『オーケストラ・クラス』)
【出演】ナディア・テレスキウィッツ、レダ・カテブ(『ゼロ・ダーク・サーティ』)、チェッキー・カリョ(『ニキータ(1990)』ほか
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