ポルトガルの鬼才が実験的手法で描く『アラビアン・ナイト』三部作、「JAIHO」にて3ヶ月連続で日本初配信

ポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメス監督が混迷のポルトガルを描く『アラビアン・ナイト』三部作が映画配信サービス「JAIHO（ジャイホー）」にて日本初配信される。第一部「休息のない人々」は10月26日(火)に配信スタート。あわせてポスターと場面写真が一挙解禁された。

『アラビアン・ナイト』は、『熱波』(2012)で第62回ベルリン国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞を受賞したポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメス監督が2015年に発表した全3部6時間21分の超大作。

「千夜一夜物語」をモチーフに、ドキュメンタリーとドラマの融合など、大胆な実験的手法で現代ポルトガルを描く野心作となる。JAIHOでは、この3部作『第1部 休息のない人々』『第2部 孤独な人々』『第3部 魅了された人々』を配信する。

“ポルトガルで今最も注目すべき才能”と呼ばれるミゲル・ゴメス監督は1972年生まれ。数々の短編を発表した後、『自分に見合った顔』(2004)で長編デビューを果たし、本作でも使われるドキュメンタリーとフィクションの境界性を超越する展開の第2作『私たちの好きな八月』(2008)も高い評価を受けた。最新作『THE TSUGUA DIARIES』（2021)は、今年の第74回カンヌ国際映画祭「監督週間」でプレミア上映された。

10月26日（火）から配信される『第1部 休息のない人々』では、経済破綻寸前のポルトガルにおける人々の暮らしが描かれる。リアルを捉えたドキュメンタリーパートからやがて、「千夜一夜物語」をモチーフにしたフィクションパートに移っていく大胆な構成となる。

大人から子供、そして動物まで、混迷の現代ポルトガルを舞台に紡がれる様々な物語。今回は、全三部作の中から、その世界観に魅了される場面写真が一挙解禁された。