エル ELLE』のイザベル・ユペールが、『ルパン』『ルーヴルの怪人』などのジャン=ポール・サロメ監督の新作スリラー『シッティング・ダック(原題)』(The Sitting Duck)に出演することが決定した。ユペールと『ピアニスト』で組んだブノワ・マジメルら豪華キャストが共演する。

イザベル・ユペール
nicolas genin from Paris, France, CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0, via Wikimedia Commons
ヨーロッパ版のエリン・ブロコビッチともいえる女性の実話に基づいた物語

『シッティング・ダック(原題)』はキャロライン・ミシェル=アギーレによるフランスの小説が原作。タイトルの「Sitting Duck」は「攻撃しやすい人、騙しやすい人」を意味する。ユペールとサロメ監督は、2020年の『ゴッドマザー』(日本ではフランス映画祭で上映)に続くタッグとなる。

ユペールが演じるのは内部告発者のモーリーン。彼女は暴行を受けた状態で自宅で発見されるが、トラウマで彼女にはその記憶がない。そして捜査の結果、新たな事実が判明し、モーリーンは逆に容疑者とされてしまう。

米「バラエティ」の報道によれば、本作は 「ヨーロッパ版のエリン・ブロコビッチともいえる、勇気と決意をもった女性の実話に基づいた」物語だという。エリン・ブロコビッチはアメリカの環境運動家で、彼女の物語はジュリア・ロバーツ主演の『エリン・ブロコビッチ』として映画化されている。

イザベル・ユペールは昨年開催された第34回東京国際映画祭で審査委員長を務めた。今年2月に開催される第72回ベルリン国際映画祭では、長年の功績が讃えられ、金熊名誉賞を受賞することが決まっている。

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