『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのガンダルフ役などで知られる英国を代表する名優イアン・マッケランが、「バケットリスト(死ぬまでにしたいことのリスト)」としてミュージカルに出演することを挙げた。

"Ian McKellen" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
「もう自分のキャリアで証明することはあまりないと思っています」
米「デッドライン」の報道によれば、「BBCラジオ4」に出演したマッケランは「もう(俳優として)証明するものはあまりない」と述べつつ、ミュージカルに主演することは「残っている数少ない分野のひとつ」だと語った。
さらに歌えるかどうか質問されたマッケランは冗談めかして次のように答えた。
「お風呂でも、シャワーでも、プライベートでも(歌っています)。ただ音は出せますが、ちゃんとした歌手ではありません。使えるけど、無能なんです。もう自分のキャリアで証明することはあまりないと思っているので、観客の前に出て楽しませるような、自分が楽しいと思うことをすればいいと思っています」
これまでマッケランは実写版『美女と野獣』でコグスワース役を演じ、『キャッツ』に劇場猫ガスとして出演するなど、ミュージカル映画の名脇役を務めてきた。舞台でも「一応」歌った経験はあるとしつつも、この発言は本格的なミュージカルで大きな役割を果たしたいということのようだ。
現在82歳の名優には今後も舞台劇『Whodunnit (Unrehearsed)』をはじめ様々な楽しみなプロジェクトが控えているが、そのうちに舞台あるいは映画で歌って踊る姿も見られるのかもしれない。