イスラエル出身の鬼才ナヴォット・パプシャド監督が贈るシスター・ハードボイルド・アクション『ガンパウダー・ミルクシェイク』(3月18日公開)から、映画史に残る傑作アクション映画にオマージュを捧げたカーチェイスシーン映像が解禁された。ハンドルを握るのは…なんと8歳の少女!?

前作『オオカミは嘘をつく』でクエンティン・タランティーノ監督から「本年度最高傑作」と絶賛されたイスラエル出身の鬼才ナヴォット・パプシャド監督。その最新作となる本作は、ネオンきらめくクライム・シティを舞台に、女性たちの連帯と共闘を描いたアクション大作。主人公の殺し屋サムを演じるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギラン。少女エミリー役は『アバター2』にも出演する注目の子役クロエ・コールマン。
今回解禁されたポルシェ爆走カー・チェイス場面の舞台となるのは、組織ご用達の病院の地下駐車場。真っ赤なポルシェのハンドルを握るのは…なんと8歳と9ヵ月の少女エミリー(クロエ・コールマン)だ。
エミリーは、殺し屋たちの策略により筋弛緩剤を打たれ、両手が不能になったサム(カレン・ギラン)の膝の上に座り、ハンドルとギアを担当。アクセルとブレーキを操るサムとのまさかの“操り人形状態運転”で、殺し屋たちの猛追を見事にかわしていく。

サムの膝の上でハンドルを握るエミリーが「運転している!」と無邪気な感想を漏らしたのもつかの間、ポルシェの前に現れたのは二台の黒塗りの車。組織の男たちが車窓から身を乗り出して一斉に射撃してくる。
驚くエミリーにサムは「銃は気にしないで!」「リバースに入れて!」「左にハンドルを切って!」「ドライブ!」「また左!」などとテキパキと運転指示。エミリーもその通りに実行していく。激しいクラッシュを挟みつつ、真っ赤なポルシェは見事なまでに追手の敵車の目を欺いていくが……。
運転席。エミリーの手元。ボンネット。敵車の追走。目まぐるしい視点の変化とアグレッシブなカッティング編集が生む迫力度は、“操り人形状態運転”という特異な状況も相まって、冒頭から沸点に達している。
この斬新なカー・チェイスについてナヴォット・パプシャド監督は「駐車場での追跡シーンは、『ブリット』や『フレンチ・コネクション』のような1970年代のカー・チェイス映画へのオマージュにしたいと思った」と名匠による不朽の名作への愛着を口にしている。
『ガンパウダー・ミルクシェイク』は3月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
ガンパウダー・ミルクシェイク
2022年3月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン、アダム・ナガイティス、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
2021年|フランス・ドイツ・アメリカ合作|英語|カラー|スコープサイズ|DCP|114分|原題:Gunpowder Milkshake|PG12
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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