『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のカレン・ギランが主演を務めるハードボイルド・アクション『ガンパウダー・ミルクシェイク』が3月18日(金)より全国公開。このたび、クエンティン・タランティーノ監督が所有する映画館「ニュー・ビバリー・シネマ」で行われたプレミア上映に登壇した主演カレン・ギランとナヴォット・パプシャド監督の写真&コメントが解禁された。

前作『オオカミは嘘をつく』でクエンティン・タランティーノ監督から「本年度最高傑作」と絶賛されたイスラエル出身の鬼才ナヴォット・パプシャド監督。その最新作となる『ガンパウダー・ミルクシェイク』もタランティーノ監督が気に入ったことで、35㎜フィルム版が作成され、彼が所有する映画館「ニュー・ビバリー・シネマ」でプレミア上映された。

1929年より続く、米ロサンゼルスにある「ニュー・ビバリー・シネマ」は、2007年に閉鎖の危機に瀕した際、タランティーノが劇場ごと買い取って存続させた映画館。若き日のタランティーノも常連だったという同劇場は、35mmフィルムの2本立て上映にこだわっていることから、映画ファンの聖地となっている。
彼の地で本作のプレミア上映とQ&Aに登壇したカレン・ギランはその時のことを「THE EMPIRE FILM PODCAST」で次のように語っている。「クエンティン・タランティーノが『ガンパウダー・ミルクシェイク』を気に入って、彼の所有する映画館で35㎜フィルム版を上映した。そこで彼に会った時、彼が私の演じた役(主人公サム)の台詞を言ってくれた。もともと私は彼の大ファン。人生で最高に興奮した瞬間だった!」

そして、パプシャド監督は当時のことを「映画好きにとって、“地球上で最も幸せな場所”と呼べるような映画館でプレミア上映ができた」と回顧し、タランティーノについては「良い友人で、もちろん今作のインスピレーションの源にもなっている。殺し屋の映画を作る時に『キル・ビル』の影響を受けずにできることはない」と尊敬の念を隠さない。

その他に影響を受けた作品として、「セルジオ・レオーネ、黒澤明、そしてヒッチコック作品にインスパイアされたんだ。マカロニ・ウエスタン、フィルム・ノワール、そして侍/浪人というジャンルの融合だね」と語るパプシャド監督は現在も本作の続編の脚本を執筆しながら、一日に1~2本は欠かさず映画を観ているという。そんな映画オタクとしてブレない姿勢が、ピュアな映画オタクであるタランティーノと波長が合うのかもしれない。
『ガンパウダー・ミルクシェイク』は3月18日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
ガンパウダー・ミルクシェイク
2022年3月18日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン、アダム・ナガイティス、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
2021年|フランス・ドイツ・アメリカ合作|英語|カラー|スコープサイズ|DCP|114分|原題:Gunpowder Milkshake|PG12
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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