映画『それでも夜は明ける』の俊才スティーヴ・マックイーン監督が描く、5本の“映画” から成るアンソロジー・シリーズ『スモール・アックス』の第3話「レッド、ホワイト&ブルー」が本日4月12日(火)より「スターチャンネルEX」にて配信スタート。このたび予告編映像、舞台裏映像が公開された。

「語り継がれるべき作品だ。無知ではいけない」

本作はスティーヴ・マックイーン監督が、自身のルーツであるロンドンのカリブ系コミュニティの人種差別の歴史にスポットライトを当てた、5本の“映画” から成るアンソロジー・シリーズ『スモール・アックス』の第3話。警察の人種差別的体質を内部から変えようとした、ロンドン警視庁初の黒人警察官リロイ・ローガンの実話を基にしている。

このたび解禁となった予告編では、警視庁に就職する直前から、入庁後数年間のリロイ・ローガンの姿が描かれる。警察内部の人種差別に耐え抜き、苦悩する姿が映し出されている。

リロイ・ローガン役を演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズでフィン役を務め、本作の出演で2021年の第78回ゴールデングローブ賞助演男優賞受賞したジョン・ボイエガ。1980年代のロンドンにおいて黒人たちが置かれていた境遇についても徹底したリサーチを行った彼は、リロイ役にふさわしい体をつくるためにフィジカルトレーニングにも励んだ。

また役作りのため、リロイ・ローガン本人と彼の家族と会ったという。「私は自分が普段よく行く場所にローガンを誘い、彼の人生について聞かせてもらいました。彼に数多くの質問をして、そのおかげで見えてきたものもあったし、自分の考えを修正することもできました。ローガンが好きな音楽のことや、奥さんと一緒にやっていること、当時のロンドンの雰囲気など、細かいことをいろいろと教えてもらえました」と役作りについて語っている。

同時に解禁された舞台裏映像では、「語り継がれるべき作品だ。無知ではいけない」と、本作が持つ社会的意義について語り、スティーヴ・マックイーン監督については「最高の監督だ。思いもよらない方法で作品を表現する。彼は愛のある人だ。人間味もあふれていて純真な心を持っている。役になりきることを望む人だ」と賛辞を贈る。

マックイーン監督は本作について「ロンドンの人々の多様な姿を描いている。緊迫感であったり、悲劇的なこと、愛についてもだ。この街のさまざまな感情が詰まっているんだ。その土地を知ることは、そこの人々を知る上で欠かせない、過去を顧みることだ」とシリーズを通したテーマを語っている。

作品情報

スモール・アックス
(全5話)

<配信>「スターチャンネルEX」
【字幕版】第3話「レッド、ホワイト&ブルー」4月12日(火)より配信開始
作品ページ:https://ex.star-ch.jp/special_drama/W7iMz

<放送>BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】 4月19日(火)より 毎週火曜23:00 ほか
※4月16日(土)16:00 字幕版 第1話『マングローブ』 先行無料放送
公式ページ:https://www.star-ch.jp/drama/smallaxe

【監督・脚本・製作総指揮】スティーヴ・マックイーン(『それでも夜は明ける』)
【製作総指揮】トレイシー・スコフィールド(『堕天使のパスポート』)、ローズ・ガーネット(『ジュディ虹の彼方に』)ほか
【出演】ジョン・ボイエガ、レティーシャ・ライト、マラカイ・カービー、ショーン・パークス、ナオミ・アッキーほか

© McQueen Limited

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