スティーヴ・マックイーン監督『スモール・アックス』第1話『マングローブ』が本日5月17日より期間限定で無料配信

2022年5月17日

アカデミー賞作品賞を受賞した映画『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督が初めて挑んだ映画アンソロジー・シリーズ『スモール・アックス』の第1話『マングローブ』の129分にわたる全編が、スターチャンネルEXにて期間限定で無料配信される。期間は本日5月17日（火）～6月15日（水）まで。

宇野維正がゲストと作品を語り尽くすポッドキャスト番組も始動

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で独占配信中の『スモール・アックス』（全5話）。第1話はかつてロンドンに実在した黒人住民憩いのレストラン「マングローブ」に、不当な手入れを繰り返していた白人警官たちに対する裁判を起こした9人の黒人住民グループ “マングローブ9”の実話が描かれる。

今回この第1話が期間限定で無料配信されるのにあわせて、本作の魅力を掘り下げるポッドキャスト番組も始動。本番組では、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正がホストとなって各界の識者とともに、異なる角度から作品の魅力に迫る。イントロダクションとなる#0では宇野維正自身が、作品概要や押さえておきたいポイントを紹介する。

そして#1では池城美菜子を迎え、本作を彩るレゲエ音楽の歴史的背景や、プレイリストを振り返る。つづく#2では磯部涼とともに、BLM運動と本作の連動、コミュニテイにおける文化の役割などを考える。#3ではDaichi Yamamotoが登場。自身のルーツやイギリス留学経験とともに、音楽活動と絡めて作品を語る。最後に#4ではカリブ系文化の専門家である中村隆之を招き、本作の重要なキーワードであるC.L.R.ジェームズ著「ブラック・ジャコバン―トゥサン=ルヴェルチュールとハイチ革命」を中心に解説しながら、本作の思想的背景を紐解く。

番組では『スモール・アックス』を起点に、作品についてはもちろんレゲエ音楽や、これまで語られてこなかったイギリスにおける黒人差別の歴史や思想など、様々なテーマを考える。