人気俳優ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを相手に名誉棄損で訴えていた裁判で、2022年6月1日(現地時間)、ジョニーが勝訴の結審が下され、アンバーは約1040万ドルを支払うことになった。

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「私のこの6年間を取り戻してくれる判決です」
ジョニーとアンバーは2015年に結婚するも、翌年にはアンバーがジョニーのDVを訴えて離婚。ジョニーにはアンバーに対する接近禁止令も出ていたが、今度はジョニーがアンバーに対して一部メディアに虚偽の真実を語って、名誉棄損したとして訴えていたもので、4月から数週間にわたって連日この裁判の行方が全米メディアを賑わせていた。
Embed from Getty Imagesジョニーは損害賠償として5000万ドルをアンバーに請求していたが、結審では1500万ドルに減額され、さらにそこから実質1040万ドルほどになっている。それでも英国に滞在中のジョニーは喜びのコメントを発しており、「私のこの6年間を取り戻してくれる判決です。最初から、目的は真実を明らかにすることでした。真実を述べることは私を信じてくれた人たちに対しての責任でしたから。今はそれがかなったので安心しています」と結果に安堵している模様。
一方のアンバーは失望の念を隠せず、「今感じている失望は言葉にできません」と語っている。また今回の評決では、「DV疑惑はでっちあげだ」としたジョニー側の法廷代理人による発言は名誉毀損として、アンバーが1億ドルの賠償を求めた反訴については、その主張が認められ、ジョニー側に200万ドルの支払いを命じている。
このまますべてが終わるのか、まだ今後の成り行きが気になるところだ。