全世界が絶賛した驚異の教育プログラム“スーパー30”とは？　希望の実話『スーパー30 アーナンド先生の教室』予告編解禁

2022年7月7日

世界が絶賛したインドの教育プログラム誕生に情熱を捧げた男の奇跡の実話を映画化した『スーパー30 アーナンド先生の教室』（9月23日公開）の予告編＆場面写真8点が一挙解禁された。

「時が来たら誰よりも高く飛べ！」

本作は、2003年にインドの片田舎で始めた教育プログラム“スーパー30”で世界を変えた一人の男の真実の物語。貧困に夢を奪われながらも、世界を変えようと奮闘する男の情熱と、劣悪な環境でも諦めない30人の生徒たちの学ぶことの喜びをエンタテイメント性豊かに描き、学ぶ権利の本質、身分制度と格差社会の問題も浮き彫りにしていく。

出演は“世界で最もハンサムな男性ランキング”で上位となったインド映画界のスーパースター、リティク・ローシャン。今回はスターオーラをあえて封印し、実在の人物であるアーナンド・クマールをリアルに演じている。

このたび解禁された予告編は、アーナンド・クマールが、私塾“スーパー30（サーティ）”に集まった子供たち30人に熱血指導する場面からはじまる。

ボロボロの学び舎で「心で数式を書け」と話すアーナンドは、自身も天才的な数学の頭脳を持ちながら貧しい生まれのためケンブリッジ大学への留学を諦めた。こんな悔しさを子供たちには味わわせたくないと彼が始めたのが“貧しい子供に無料で教える”という私塾「スーパー30」だった。

意欲と能力があっても、貧しさゆえに学ぶ権利が奪われ、格差社会の壁に苦しむ子供たち。旧来の身分制度によって「王の子供だけが王になれる」という考えが今も残るインドだが、それは、“親ガチャ”という言葉が流行して、国会にも取り上げられるほど格差が進行する日本の姿にも重なる世界的な問題だ。

アーナンドはそんな状況を変えるべく、全国の貧しい家庭から優秀な頭脳を持つ30人を選抜。無償で食事と寮と教育を与え、「時が来たら誰よりも高く飛べ！」という教えと共に最高学府 IIT（インド工科大学）を目指す。能力はあっても劣等感を持つ生徒たちに彼は言う。「もう王の子供は王じゃない。王になるのは能力ある者だ」と。

しかし順調なことばかりではなかった。経営が苦しく生徒たちにご飯を与えることもできない毎日に悩むアーナンド。それでも彼には「学ぶ権利は平等」という強い理念があった。その気持ちに答えるかのように、徐々に生徒たちの力も向上していく。果たして彼らは“世界を変える”ことができるのか？

あわせて解禁となった場面写真は計8点、教壇に立つアーナンドの姿や、生徒30人との記念写真、彼女に手紙を渡す若かりし頃のアーナンドの姿などが収められている。