ゴッドファーザー』(1972)でコルレオーネ一家の粗暴な長男ソニーを演じアカデミー賞助演男優賞候補となったジェームズ・カーンが2022年7月6日死去したことが報じられた。享年82。

ジェームズ・カーン
Georges Biard, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0,
息子のスコット・カーンも俳優に

公式ツイッターで家族が発表したもので、死因などは明かされていない。

カーンは1964年に映画デビュー。『栄光の野郎ども』(65)『エル・ドラド』(67)などに脇役で出演した後、71年のテレビ映画『ブライアンズ・ソング』(日本は劇場公開)で演技的にも注目された。大学のクラスメイトだったフランシス・フォード・コッポラの『雨のなかの女』(69)で好演した後、『ゴッドファーザー』にも起用され、代表作となる名演を見せた。

ジェームズ・カーン(1976)
Hans Peters / Anefo, CC BY-SA 3.0 NL https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/nl/deed.en

『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』(73)『フリービーとビーン/大乱戦』(74)『熱い賭け』(74)『ローラーボール』(75)『ファニー・レディ』(75)『キラー・エリート』(75)『遠すぎた橋』(77)『第2章』(79)など70年代はアクションにコメディーにドラマに大活躍。

その後も『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』(81)『愛と哀しみのボレロ』(81)『友よ、風に抱かれて』(87)『エイリアン・ネイション』(88)などを経て、『ミザリー』(90)の作家役、『フォー・ザ・ボーイズ』(91)のエンターテイナー役で新境地を見せた。

息子のスコット・カーンも俳優になり、映画『オーシャンズ』シリーズや、テレビシリーズ『HAWAII-FIVE 0』などで人気者に。

2015年に胸の痛みで病院搬送されたが、この時は大事に至らなかった。

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