「スターチャンネルEX」にて配信中の海外ドラマ『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』で主演を務めるジェイミー・ドーナンのインタビューが到着した。また、本日7月22日(金)配信の第3話より新場面写真と撮影メイキング写真も解禁された。
『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』(全6話) はオーストラリアの広大な砂漠地帯で記憶を失った男が自分を探して疾走する大ヒットクライムサスペンス。動画配信サービス「スターチャンネルEX」では毎週金曜日に独占日本初配信中で、TV放送の「BS10 スターチャンネル」でも8月8日(水)から放送される。
旅行先のオーストラリアで事故に遭い、記憶を失くす主人公“男”を演じたのは『フィフティ・シェイズ』3部作のジェイミー・ドーナン。本年度のアカデミー賞脚本賞を受賞した『ベルファスト』で主人公の父親役を熱演し、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネート。セクシーな実力派として次期ジェームズ・ボンド候補のひとりと言われる中、今作では、ワイルドな“ヒゲメン”姿でアクションにも挑み新たな魅力を見せつけ、過去最高作と評されている。
本作で新境地を開拓したドーナンは脚本が「今まで読んだものとは違い、とても複雑で、想像力に富み、大胆で、非常に野心的な作品」で、 数多く読んだ脚本の中でも“際立っていた”という。常にチャレンジを求めているというジェイミーは「この作品がまさにチャレンジ」だと語る。
惚れ込んだ脚本の魅力については、「答えが観客に明かされるのと同時に、彼にもすべてが明かされていきます。真実が何なのか、答えを見つけようとする人物の感覚に惹かれたんです」とし、「ダークなユーモアと過激なドラマが共存する作品に出会えるというのは、私にとって大きな魅力でした」と語った。また、共演したスタッフと俳優陣に信頼と賞賛の言葉を贈り、撮影現場の仲の良さを伺わせた。劇中で気になる女性陣、ヘレン(ダニエル・マクドナルド)とルーシー(シャローム・ブルネ=フランクリン)との関係性についても言及し、今後のストーリー展開が更に楽しみになる貴重なインタビューとなっている。
ジェイミー・ドーナン インタビュー
――なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのですか?
私は今、俳優としてのキャリアにおいて、作品を選択できる恵まれた立場にあると思っています。多くの脚本を読むことができるのですが、『ザ・ツーリスト』の脚本は際立っていました。今まで読んだものとは違い、とても複雑で、想像力に富み、大胆で、非常に野心的な作品でした。
私は常にチャレンジを求めていますが、この作品はまさにそのチャレンジでした。以前ハリーとジャック・ウィリアムズ兄弟がプロデュースし、クリス・スウィーニー監督が手掛けた『バック・トゥ・ライフ』(2019~)を見て感動しました。この作品は説明するのが難しく、時には見るのが辛くなることもありましたが、極度の悲しみや、かなり衝撃的な出来事から一転して、とても面白いものへと変化していくんです。『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』も、観客を翻弄するような演出が多く盛り込まれているので、このような内容を扱うには、クリス・スウィーニー監督が適任だと確信しました。
――このドラマのテーマを教えてください。
猫とネズミの追っかけっこスリラーであり、ひとりの男が自分探しの旅をするダークでユニークな作品です。この作品には愛、恐怖、憎しみ、復讐、後悔、すべてが含まれています。全員参加型の実験的な撮影でした。
――この脚本の魅力は何でしょうか?
とにかくクレイジーなんです。この旅には、たくさんの糸があります。記憶を失い、“男”がすべての糸をつなぎ合わせようと奔走する過程を描いた脚本ですが、観客に真実が明かされるのと同時に、彼にもすべてが明かされていきます。真実が何なのか、答えを見つけようとする人物の感覚に惹かれたんです。私たちは皆、人生につまずきながら、答えを見つけようとしているのだと思いますが、この作品はより高い次元にあります。ダークなユーモアと過激なドラマが共存する作品に出会えるというのは、とても大きな魅力でした。そのふたつが共存する脚本は、なかなかありませんからね。
――“男”とルーシー(シャローム・ブルネ=フランクリン)の関係の変化についてお聞かせください。
“男” はルーシーと出会い、ちょっとしたきっかけで心を通わせますが、そこで様々なことが起こり、意外な真実が明かされていきます。ルーシーを通じて、彼がどこから来て、どんな旅をしてきたのか。何が彼をそこまで導いたのか、より深くわかるようになります。
――ヘレン(ダニエル・マクドナルド)と“男”はどのような関係ですか?
ヘレンは交通課の見習い中の警官です。“男”は記憶を失い、自分がどんな人間なのかもわからないのですが、彼女に好意を抱きます。この女性は何者なのか、なぜ彼女はしゃべり続けるのか、瞬時に興味をそそられるのです。彼女はずっと喋り続けていて、それがとても面白い。ヘレン役のダニエル・マクドナルドの演技がとにかく素晴らしいですよ。二人は一緒に信じられないような旅に出るのですが、意外な展開の連続で、観客をずっと楽しませてくれると思います。
――素晴らしいキャストたちと一緒に仕事をしていかがでしたか?
メインキャストは皆、意気投合したと言ってくれるのではないかなと思います。ヘレン役のダニエル・マクドナルドの作品は以前から見ていてとてもクールな俳優だとずっと思っていました。彼女はとても気さくで、プロ意識が高く、常に準備万端です。重要なシーンの前にダニエルに電話することもありました。そういうことが僕は好きなんですが、彼女はとても楽しくて、いい相談相手でした。これまでの共演者の中で最もやりやすい人のひとりで、大好きです。
ルーシー役のシャローム・ブルネ=フランクリンはもっと生意気で(笑)、僕がふざけるとやり返されましたね! 僕の本当にバカでとぼけた一面をシャロームは、うまく受け止め、最高の形で返してくれました。そのおかげで仕事に来るのが楽しくて仕方ありませんでした。
ビリー役のオラフル・ダッリ・オラフソンも素晴らしい人です。彼の存在感には畏敬の念を覚えます。部屋に入ってきた瞬間に目を奪われるし、あの声も、ただただ天性のカリスマ性の持ち主としか言いようがありません。
ロジャース警部役のデイモン・ヘリマンも最高です。デイモンは、私が最初に想像していたキャラクターとはまったく異なるエネルギーを持っていました。まるで子犬のような、とてもピュアで情熱的なエネルギーを持っています。驚くほどフレッシュで何にでも挑戦する姿勢を常に持っているんです。
ザ・ツーリスト 俺は誰だ?
(全6話)
【配信】 「スターチャンネルEX」
<字幕版>毎週金曜日 1話ずつ更新 ※7月29日(金)より全話一挙配信開始予定
※期間限定 第1話無料配信:7月29日(金)~8月27日(土)
【放送】 BS10 スターチャンネル
STAR1字幕版:8月8日(月)23時より毎週月曜
※第1話先行無料放送:BS10 スターチャンネル字幕版 8月7日(日)12時
STORY
オーストラリア奥地の広大な砂漠を抜ける道路を運転していた男が、1台の大型トラックに執拗に煽られ衝突される。その後病室で目覚めた彼は全ての記憶を失っていた。事故現場に身元を証明する物は何もなく自分の名前すら分からない彼は記憶をたどるべく、病院を抜け出しバスに乗り込む。
【脚本・製作総指揮】ハリー&ジャック・ウィリアムズ(『Fleabag フリーバッグ』)
【監督】クリス・スウィーニー(『バック・トゥ・ライフ』)、ダニエル・ネットハイム(『ハンター』)
【出演】ジェイミー・ドーナン(『フィフティ・シェイズ』3部作、『ベルファスト』)、ダニエル・マクドナルド(『パティ・ケイク$』)、デイモン・ヘリマン(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)ほか
© Two Brothers Pictures & All3Media International
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