数多くのスーパーモデルやセレブたちを虜にした天才メイクアップ・アーティストの生涯を描いたドキュメンタリー『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』(10月公開)のコラボTシャツ&トートバッグが販売されることが決定した。また、本作のトークイベントにも登壇予定のゆうたろう(俳優/モデル)の推薦コメントが到着した。
1990 年代、細眉、リップライナーが流行、そして光と影を駆使して立体感を出す「コントゥアリング」が爆発的に広まった。その革新的なモードメイクによって世界を席巻したのは、21 才の若さでレブロンのULTIMAのクリエイティブ・ディレクターとして起用され、資生堂ブランドINOUI の全盛期のクリエイターだったことでも知られる天才メイクアップ・アーティスト――ケヴィン・オークイン。しかし、頂点を極めた彼は、頭痛と共に精神的苦痛に⾧年悩まされ、鎮痛剤の中毒で 2002 年に 40 歳の若さで突然の死を遂げる。本作は、時代を作ってきたケヴィンの光と影に迫るドキュメンタリー。
このたび、本作のポスタービジュアルにも使用されている、80 年代を代表するイラストレーター・山口はるみによる作品『ルック(Look)』と、劇中のケヴィン・オークインの言葉"The search we're all in, is to find the beauty in ourselves.(誰もが自分自身の美しさを探している)"をデザインしたコラボ T シャツとトートバッグが誕生。
70 年代のパルコの広告として描かれたこの作品の女性は、男性目線のエロチシズムから解き放たれ、自身の存在を謳歌しているように見え、本作で語られる「メイク術で個性を際立たせ、多様な美しさを生み出す」というケヴィン・オークインの思想に通じている。本コラボ商品のデザインは、セレクトブティック「シスター(Sister)」プロダクトライン「HOOD」が担当した。販売予定は以下の通り。
【Sister】
2008 年にオープンした渋谷区松濤にあるセレクトブティック。国内外から集めたデザイナーズブランド、ヴィンテージ、アートブックや雑貨など豊富に扱う。女性支援イベントを毎年国際女性デーに合わせて開催。また映画作品や美術館とのグッズなども展開中。
▶︎10/7(金)正午~ Sister オンラインショップにて予約スタート
(お届けは 10 月末を予定していますが、前後する可能性がございます)
▶︎10/7(金)〜渋谷ホワイトシネクイントにて販売
▶︎10/14(金)〜アップリンク吉祥寺、アップリンク京都にて販売
▶︎10/23(日)正午~ Sister 店舗にて販売
さらに今回、俳優・モデルのゆうたろうの推薦コメント及び海外メディア等の映画評が解禁となった。コメント・各メディアの映画評は記事下にて。
『メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー』は10月7日(金)より渋谷ホワイトシネクイントにて先行公開、10月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
渋谷ホワイトシネクイントでは10月7日(金)に、生前のケヴィンを知る RUMIKO(Amplitude クリエイティブディレクター / メイクアップアーティスト)と田辺ヒロシ(イラストレーター)、10月10日(月・祝)にゆうたろう(俳優/モデル)、アップリンク吉祥寺では10月15日(土)に鎌田由美子(資生堂シ二アヘアメイクアップアーティスト)、10月19日(水)に渡辺三津子(ファッションジャーナリスト/元 VOGUE JAPAN 編集長)のトークイベント付き上映が行われる(詳細は後日公式 SNS 及び劇場 HP にて発表)。
コメント・映画評
ゆうたろう(俳優/モデル)
自分が生まれる何年も前の雑誌の表紙、ヘアメイク、ファッションのトレンド、どこを切り取っても興奮して、当時を生き、歩んでいた人達に酷く嫉妬しました。
女性から男性に、男性から女性に。常人ではまるで辿り着かない発想に至って、それを見事な形にする。
その背景では一体どれだけ悩んで、踠き苦しんでいたのか。
人は才がある人を評価して、望んで、羨みますが、本人からしたら人にはわからない心の弱さがあったのか、と。
この作品がなければ僕は彼に出会えないままだったと思います。今、この瞬間に見れて良かった。
Los Angeles Times
2002 年に 40 歳の若さで死去した伝説のメイクアーティスト、ケヴィン・オークイン。
その短くも、複雑で、輝く人生について、アーカイブ映像や彼を愛した多くのセレブのインタビューで巧みに構成された、豊かで深みのあるドキュメンタリー。
The Hollywood Reporter
例えケヴィン・オークインを知らない人にも、彼の生き方とキャリアは驚きと感動をもたらすだろう。
The Cut
世界で最も影響力のあるメイクアップアーティスト、ケヴィン・オークイン。
どんな人にもその中に「美」を見つけ、その「美」をきわめていく。
その方法は今のメイク業界にも大きな影響を与えている。そんなケヴィン・オークイン自身の美しさを追ったドキュメントだ。
AVENUE
2002 年に亡くなった、伝説のメイクアップアーティスト、ケヴィン・オークイン。当時あらゆるスーパーモデル(クリスティー・ターリントン、ナオミ・キャンベル、ケイト・モス他)やスーパースター(シェール、マドンナ、ジャネット・ジャクソン)から指名を受けた彼が脚光を浴びる前の真の伝説の裏側を描いたこのドキュメントは、観客に笑いと涙と鳥肌もたらすだろう。
NewBeauty
ケヴィンは、スターを最も美しく見せ、スターに自信を持たせた一方、名声と栄光の影で、子供時代のいじめが原因で、自分自身の美しさと自尊心を見つけることに苦労していた。この映画で最も注目に値すべきことは、あの時代にして生涯を通じて驚くべき数のホームビデオを自身で撮影していたことだ。
Vogue.com
90年代の極細眉をはじめ、あらゆるアイコニックなメイク術を生み出した伝説のメイクアップ・アーティスト、ケヴィン・オークイン。本作は、希少な下垂体腺腫の合併症や痛み止めへの依存により、2002 年に 40 歳の若さで亡くなったことにも言及。数々の自身が撮影した私的なホームビデオや、親しい友人であったスーパーモデルらの証言から、ケヴィンのスピリットが今また蘇る。
Nylon
メイクをすることは、不完全さを取り除くことではなく、むしろファンタジーの祝福であるべきだ。自分自身の顔や輪郭をより深く知り、少しの間自分を変えてでも、自分たちを祝福する。
「美」とは楽しくシリアスで幻想的で重要なもの……そんなスピリットが詰まった、ケヴィン・オークインのインナー・ビューティーの世界を垣間見ることができる。
メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー
2022年10月7日(金)より渋谷ホワイトシネクイント先行公開
10月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか順次公開
【監督】ティファニー・バルトーク
【製作総指揮】ジャック・ターナー、ジェイ・ピーターソン、ボビー・コンドラト、トッド・ルービン
【撮影】アンドレス・カル
【編集】エズラ・ピーク
【音楽監修】ロバート・カパドナ
【オリジナル音楽】スコット・ドハティ、ウィル・ゴールデン
【出演】ケイト・モス、リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、シェール、イザベラ・ロッセリーニ、ブルック・シールズ、ほか
アメリカ/2017年/102分/英語/原題:Larger Than Life: The Kevyn Aucoin Story/字幕翻訳:額賀深雪
©2017 Mr. Valentine LLC
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