20世紀を代表する画家、フランシス・ベイコンを描く1998年の映画 『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』が、5月20日(木)をもって幕を閉じることになったアップリンク渋谷にて1日限定で上映されることが決定した。

天才画家フランシス・ベイコンの生涯を男性の恋人ジョージ・ダイアーとの関係を中心に描く

現代美術に多大な影響を与えたイギリス人画家フランシス・ベイコン。その生涯を、男性の恋人ジョージ・ダイアーとの関係を中心に描く。

フランシス・ベイコン役には『グラディエーター』のデレク・ジャコビ。そして当時30歳のダニエル・クレイグ(『007』シリーズ・ジェームス・ボンド役)が、ベイコンの恋人ジョージ・ダイアーを演じる。彼らがたむろする酒場の主人をティルダ・スウィントンが演じ、坂本龍一が音楽を担当している。

監督を務めたのは、デレク・ジャーマンに見出され、シニード・オコナー「Nothing Compares 2 U」のPVやエイドリアン・ブロディ主演の映画『ジャケット』などで知られるジョン・メイブリィ。

現在アップリンク渋谷は緊急事態宣言の延長により休館中だが、松濤美術館では「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」展が開催中。また5月23日放送のNHK「日曜美術館」ではフランシス・ベーコンの特集を予定している。

作品情報

愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像
上映日時:5月20日(木)12:35~(一日だけの特別上映)
会場:アップリンク渋谷(渋谷区宇田川町37-18 トツネビル)
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2021/58905

ストーリー
1971年、パリのグラン・パレでベイコンの大回願展が開催。そこには“現在生存する最も偉大な画家”と褒め称えられ、喝采を浴びるフランシス・ベイコン本人の姿があった。そんな折、ベイコンのモデルで恋人のジョージが、ホテルの部屋で大量のドラッグとアルコールを服用する。

監督+脚本:ジョン・メイブリィ/製作:キアラ・メナージュ/撮影:ジョン・マティエソン/美術:アラン・マクドナルド/衣装:アニー・シモンズ/音楽:坂本龍一
出演:デレク・ジャコビ/ダニエル・クレイグ/ティルダ・スウィントン
(1998年/イギリス/90分/ヴィスタ)
配給:アップリンク

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