特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は「一人でも参加できるアクション」を通じて、アスリートを目指す難民の子どもたちを応援する「RUN FOR Tomorrow」キャンペーンが5月17日(月)よりスタート。アンバサダーには元陸上競技・マラソン選手の瀬古利彦さんが就任した。
「RUN FOR Tomorrow」キャンペーン 企画背景
コロナ禍の今、心身の健康のためにランニングを楽しむ方が増加している。そこで「ランニング」をキーワードに日本のランナーを応援するとともに、身近な入口から難民支援について知り、アスリートを目指す難民の子どもたちを応援するキャンペーンを実施。スポーツは日本のランナーにも難民にも、心身を癒す居場所と明日への希望を与えてくれる力を持っていることから、本キャンペーンを通じて、人との接触が限られる状況でも「一人でも参加できるアクション」で支援の輪を広げ、明日に向けて走るランナーの力で難民の子どもたちを応援することを目指す。
本キャンペーンには、ランナー向けスマートフォンアプリを展開する「ラントリップ」、ランニングと親和性の高い全国の「銭湯」、そしてスーダン南部出身の難民少年がオリンピックに出場を果たすまでを追った映画『戦火のランナー』(6月5日劇場公開)の配給元「ユナイテッドピープル」が全面協力。ランニング・銭湯・映画、身近な入口から難民について知り、支援に気軽に参加できる。
本キャンペーンからの支援は、国連UNHCR協会を通じてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が世界で展開する「難民の若者のためのスポーツと福祉」プログラムを中心とした難民支援に活用される。
TwitterかInstagramまたはラントリップのアプリで「#この走りが未来を変える」「#難民とともに」のダブルハッシュタグを付けて応募期間中に投稿すると、抽選で50名に映画『戦火のランナー』オンライン試写会チケットが当たる。
■応募期間:2021年5月17日(月)~5月24日(月)
■詳しくはコチラ:https://runtrip.jp/runfortomorrow/
さらに6月27日(日)にはキャンペーンアンバサダーの瀬古利彦さんをゲストに迎え「RUN FOR Tomorrow 2021 オンラインチャリティラン&ウォーク #難民とともに」を開催予定。詳細はラントリップ公式キャンペーンぺージに掲載される。
キャンペーン参加銭湯にて、募金箱やポスター・チラシの設置、ランナーの荷物預かりサービスを実施。対象店舗はラントリップ公式キャンペーンぺージをチェックしよう。
※実施期間:2021年5月17日(月)~9月30日(木)
▼主なキャンペーン参加銭湯
・はすぬま温泉(東京都大田区)…キャンペーン期間中、ドリンクおよびアイスの購入1点につき10円が本キャンペーンへ寄付される。https://hasunuma.thebase.in/
・小杉湯(東京都杉並区)…店頭寄付も可能 https://kosugiyu.co.jp/
・梅の湯(東京都立川市)…店頭寄付も可能https://www.ume-no-yu.net/
・桜湯(東京都府中市)…店頭寄付も可能https://public-bath-597.business.site/
ほか今後全国に展開予定
映画『戦火のランナー』公式ホームページから前売り鑑賞券を購入すると、一枚につき200円が国連UNHCR協会に寄付される。
公式ホームページ:https://unitedpeople.jp/runner/
本キャンペーンアンバサダーで、国連難民サポーターでもある瀬古利彦さんは、自身の難民支援の現場での体験を次のように語った。
「2009年から2年間、『走ることで社会に恩返しを』の想いから始まったEKIDEN FOR PEACE(※)の取り組みは、タンザニアの難民キャンプで暮らす難民の子どもから大人までが参加し、日本から参加した若者と共に駅伝に挑戦しました。この経験が、私の難民支援の原点です。そこで出会った子どもたちは、整ったトレーニング設備もない中でも、目を輝かせて大会に参加してくれました。走ることは、だれもが平等に楽しむことのできるスポーツの基本です。日本の皆さんにも、走ることを通じて未来の難民アスリートたちの存在を知り、応援していただきたいと願っています」
(※)EKIDEN FOR PEACE: 瀬古利彦・早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)アドバイザー(当時)の提唱で、2008年より始まった企画。 チャリティーと広報を目的とした国内大会を開催するとともに、2009年から2年にわたり、タンザニアの難民キャンプで駅伝大会を実施した。
紛争や暴力、迫害で故郷を追われた人々…その中でも子どもたちは最も弱い立場にあり、支援を必要としている。難民の子どもたちにとって、スポーツは身体の健康と成長をもたらすだけではなく、傷ついた心を癒し、社会参加を促す重要な役割を果たしている。
難民の子どもたちはスポーツを通じて、責任感や仲間との友情をはぐくみ、自ら努力することの価値を知り、未来への希望を取り戻していく。スポーツの力で世界にはばたいた難民アスリートへの憧れが、難民の子どもたちの原動力となっている。
「UNHCR難民の若者のためのスポーツと福祉プログラム」の詳細はこちらから
https://www.japanforunhcr.org/news/2020/sportsyouth
「RUN FOR Tomorrow」キャンペーン
主催:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
協力:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所|株式会社ラントリップ|全国浴場組合|ユナイテッドピープル株式会社
パートナー:独立行政法人 国際協力機構(JICA)
賛同:株式会社KADOKAWA|キヤノン株式会社|株式会社ギンビス|株式会社サンギ|ソニーグループ株式会社|日本映像翻訳アカデミー株式会社|バカラ パシフィック株式会社|株式会社ユニクロ ほか
アンバサダー:瀬古利彦氏(国連難民サポーター)
期間: 2021年5月17日(月)~2021年9月30日(木)
概要:ランニング・銭湯・映画、それぞれが身近な入口から気軽に難民支援にご参加いただけます。
キャンペーンページ :https://runtrip.jp/runfortomorrow/
※今後のキャンペーン内容は随時発表。
※本キャンペーンは人との接触を促すものではなく、「一人でも参加できるアクション」で支援の輪を広げることを目的としています。参加の皆様におかれては、各自治体からの要請をふまえ、各施設の感染対策を遵守した上で、混み合う時間帯を避けるなど、ご自身でも感染対策を取って頂けますようお願いいたします。
■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)とは
国連の難民支援機関であるUNHCRは、紛争や迫害などにより故郷を追われた人々の命を守り、人権を擁護するとともに、生活再建を支援。無国籍の根絶も任務とし、無国籍の発生防止などに取り組んでいる。1950年に設立され、世界約135カ国で活動している。
■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会とは
日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支えるための広報・募金活動を行っている。皆さまからのご寄付に対して、税控除の領収証を発行することができる認定NPO法人。
https://www.japanforunhcr.org/
■株式会社ラントリップとは
「もっと自由に、楽しく走れる世界へ。」をビジョンに掲げているベンチャー企業。ランナー向けSNSアプリやイベント、メディアの運営を通じてランナーに多様なモチベーションを提供しており、毎月のべ40万人の方が利用している。
https://corp.runtrip.jp/
■全国浴場組合とは
全浴連は、39都道府県にある浴場組合を会員に持ち、地域住民に対する保健衛生の確保や、利用促進事業、高齢社会における福祉入浴援助事業等の推進に積極的に貢献している公衆浴場(銭湯)の全国団体。 http://1010.or.jp/zenyoku/index.html
■ユナイテッドピープル株式会社とは
「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションに、SDGsに関連する社会課題をテーマとした映画の配給や制作を行っている。
https://unitedpeople.jp/
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