往年の人気フランス女優ミレーヌ・ドモンジョが87歳で死去　『ファントマ』シリーズ、日本映画『東京タワー』などに出演

1950年代から60年代を中心にフランス映画で活躍し、本国のみならず日本でも大人気を誇った女優ミレーヌ・ドモンジョが12月1日、パリの病院で死去したことが報じられた。享年87。死因などは明らかになっていない。

ドモンジョは57年の『サレムの魔女』で脚光を浴び、『悲しみよこんにちは』（58）『黙って抱いて』（58）『お嬢さん、お手やわらかに！』（59）『ローマの恋』（60）『サビーヌの掠奪』（61）『女は夜の匂い』（62）などの出演作で人気スターとなった。

他に『ファントマ／危機脱出』（64）『ファントマ／電光石火』（65）のシリーズ、『タヒチの男』（66）などでもファンを獲得したが、徐々に仕事をセーブして、テレビや舞台中心の活動に移行。

それでも日本では人気があり、84年の『ヨーロッパ特急』、2004年の『東京タワー』といった日本映画に特別出演している。日本のアニメ「ヤッターマン」のドロンジョは彼女がモデルということも有名。また09年には『100歳の少年と12通の手紙』でベテランとなった演技力を発揮している。