『シティ・オブ・ゴッド』フェルナンド・メイレレス製作総指揮の音楽ドキュメンタリー『グレート・グリーン・ウォール』4月22日公開決定

第76回アカデミー賞で監督賞含む4部門にノミネートされた『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が製作総指揮を務めた『グレート・グリーン・ウォール』が4月22日（土）より公開されることが決定し、場面写真が解禁された。

アフリカのサヘル地域は砂漠化が進む地球上最も脆弱な場所の一つで、砂漠化、干ばつなどの深刻な土地劣化や、食糧不足や紛争などの問題に直面している。状況を打開するため、アフリカ大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール（緑の長城）計画がスタートした。気候変動の問題を解決し、壮大なアフリカ・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。本作は彼女の旅を追った音楽ドキュメンタリー映画。

インナ・モジャはセネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を燃やす彼女は、紛争孤児の少女たちとの出会いなどを通して現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」と、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。