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グザヴィエ・ドランが初めて手掛けるTVドラマ『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』(全5話)がついに明日2月24日(金)より「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信。このたび、グラフィック・デザイナーの大島依提亜が手掛けた日本版キーアートが解禁された。またグザヴィエ・ドランが製作秘話を語る貴重なディレクターズ・ノートの全文が公開された。

▲大島依提亜(グラフィック・デザイナー)デザインの日本版キーアート
「この作品に全身全霊を捧げ、そしてついに私の全てを語り尽くしてしまった」

本作は、カナダのケベック州出身で、19歳で発表した長編デビュー作『マイ・マザー』(2009年)がカンヌ国際映画祭監督週間で上映されて以来、2014年に『Mommy/マミー』で審査員賞、2016年には『たかが世界の終わり』でグランプリを受賞するなど同映画祭から高い評価を受けていることから“カンヌの申し子”の異名を持つ天才監督として、話題作を発表し続けてきたグザヴィエ・ドランのTVドラマ初挑戦作。

キャストにはケベック州出身の実力派俳優が集結し、ドラン作品では母親役で常連のカナダを代表する名優アンヌ・ドルヴァルが、本作でも4兄妹の母親役で出演。主要キャストの4人は、原作となった2019年の舞台劇のオリジナルキャストがそのまま同じ役を演じており、骨太のキャスティングも見どころ。他にも『レ・ミゼラブル(2019)』でセザール賞の有望若手男優賞を受賞したジブリル・ゾンガが、ジュリアンの大学の教員役で出演するなど、脇を固める実力派俳優陣にも注目。

今回初解禁のディレクターズ・ノートでは、今まで母と息子の親子関係や家族間の確執、疎外された人々といったテーマを中心に物語を描いてきたドランが、10年の月日を経て心境に変化があったことを語る。子どもの頃からホラーやスリラーといったジャンル映画に夢中になりながらも、新人時代はなかなか踏み出せなかったというドランは、2011年、ミシェル・マルク・ブシャールの舞台「トム・アット・ザ・ファーム」を観てジャンル作品の映像化に踏み切り、再び導かれたように2019年に同じブシャールの本作の原案になった同名舞台「La nuit où Laurier Gaudreault s’est réveillé(原題)」に大きな衝撃を受け、本作の映像化を確信した。

「『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』はホラーとスリラーの要素が強く出ているように見えますが、ヒューマンドラマも描かれています。ラルーシュ家の幸せだった日々、憂鬱な日々、過去のいくつもの過ち、彼らの行く末を決めることになった数々の出来事が綴られています。登場人物たちがこれまで頑なに守ってきた秘密が暴かれることによって、闇に包まれていた悪夢も蘇ります。それは夜見る夢などではなく、彼らの心の傷をえぐり出し、たとえ明るい日差しの中にいても容赦なく付きまとう悪夢なのです」と物語の複雑性について語り、「このドラマには、人間の暴力性のほかに、逆境、恥、憎しみなどに直面した時、それらに屈したことで受けた惨い扱いなどが描かれています。しかし大部分に描かれているのは、我々もかつては子供だったこと、そして、惨い扱いに直面しどんな大人になったのかということです。そこには真実から目を背けるために受け入れてしまった歪んだ依存心、嘘、誤った信念などが描かれているのです」と打ち明けている。ディレクターズ・ノート全文は記事下にて。

さらにドランはフランスのメディアにて、「私は、映画よりもテレビの方が好きなんだと思います。TVシリーズを作る事の方が自分にとっては自然だと言ってもいいくらいです。時間をかけてシナリオを構築していくのは、とてもシンプルで気持ちのいいものでした。もしそうだとしたら、私は映画の監督というより、ショーランナーですね」(仏映画誌/Premiere)とTVシリーズとの親和性を率直に語り、一方で「『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』は私にとって誇りです。ただ、今は同時に空虚さも感じています。この作品に全身全霊を捧げ、そしてついに私の全てを語り尽くしてしまったんです。だから今の私にとって必要なのは、長い休みと変化、それに静寂や休息、プライバシーだと思っています」(仏国営ラジオ/France Inter)、「友人や家族との親密な時間を過ごしたいです」(Premiere)とまるで引退を示唆するかのような真情を吐露している。

若くして名声を獲得し、映画界から愛されてきたドランの今後の活動についても注目が集まるなか、彼がTVシリーズに初めて挑戦し、その“全てを捧げた”、渾身の挑戦作を見届けよう。

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』(全5話)は明日2月24日(金)より「スターチャンネルEX」にて独占日本初配信。あわせて「BS10 スターチャンネル」でも3月6日(月)より放送開始。

グザヴィエ・ドランによるディレクターズ・ノート全文

私はずっとジャンル作品が大好きでしたが、これまではどちらかといえば母親と息子の親子関係、家族間の確執、疎外された人々といったテーマを中心にしてきました。人は自分が知っていることを描くものだと言われますが、10年の月日を経て、私自身も変わっていくのを感じていました。

ですから、性的暴行を受けたひとりの少女が30数年後に家族のもとを訪れる姿を描いたミシェル・マルク・ブシャールの舞台「La nuit où Laurier Gaudreault s’est réveillé(原題)」を観劇した時、まさに自分のやりたいことが目の前に繰り広げられていると思いました。ミステリーとホラーが融合した家族ドラマを観ながら、1時間もたたないうちに私はすでにこの物語のシリーズ化をイメージしていたのです――舞台で描かれているすべてのエピソードや過去と現在の結びつけ方をスクリーンでどう描けばいいのか思い描いていたのです。さらに結末に大きな衝撃を受け、自分の次回作にこの作品以外は考えられないと確信したのです。

子供の頃に観ていたティーンドラマや初めてひとり暮らしをしたアパートで貪るように見ていた数々の映画の中でも、ホラーやスリラーはいつも私を夢中にさせてくれました。折に触れて自分も思い切って挑戦してみようかと思いましたが、当時の自分はまだ一歩踏み出す自信を持てずにいました。

しかし2011年、喪失の悲しみを機に出口の見えない世界に身を置くことになった青年のサイコセクシャルとストックホルム症候群を描いたブシャールの別の舞台「トム・アット・ザ・ファーム」を観て――私はついに舞台作品の映像化を決意しました。この舞台作品がまだ新人の私の挑戦を後押ししてくれたのです。まさにジャンル作品との出会いが私の人生を決める瞬間になりました。これ以後、私は再び映像化の機会を模索し続けていました。そのためミシェル・マルクの別の舞台作品を手掛けるというのは当然の流れのように思えました。

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』はホラーとスリラーの要素が強く出ているように見えますが、ヒューマンドラマも描かれています。ラルーシュ家の幸せだった日々、憂鬱な日々、過去のいくつもの過ち、彼らの行く末を決めることになった数々の出来事が綴られています。登場人物たちがこれまで頑なに守ってきた秘密が暴かれることによって、闇に包まれていた悪夢も蘇ります。それは夜見る夢などではなく、彼らの心の傷をえぐり出し、たとえ明るい日差しの中にいても容赦なく付きまとう悪夢なのです。

このドラマには、人間の暴力性のほかに、逆境、恥、憎しみなどに直面した時、それらに屈したことで受けた惨い扱いなどが描かれています。しかし大部分に描かれているのは、我々もかつては子供だったこと、そして、惨い扱いに直面しどんな大人になったのかということです。そこには真実から目を背けるために受け入れてしまった歪んだ依存心、嘘、誤った信念などが描かれているのです。

作品情報

ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと
(全5話)

【配信】 Amazon Prime Video「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
<字幕版>2月24日(金)より独占日本初配信開始 毎週金曜1話ずつ更新
配信サイト:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8NYY698
【放送】 BS10 スターチャンネル
<STAR1 字幕版> 3月6日(月)より 毎週月曜23:00ほか ※3月5日(日)21:00より 字幕版 第1話 先行無料放送
作品公式サイト:https://www.star-ch.jp/drama/lauriergaudreault

STORY
1991年、ケベック州の郊外。ラルーシュ家のジュリアン、妹のミレイユと、向かいに住むゴドロー家のロリエは仲良し3人組だった。しかし、ある夜の事件を境に3人の人生は一変。ミレイユは秘密を抱えたまま町を離れ、家族と距離を置いていた。それから約30年。母マドが危篤という連絡を受け、ミレイユが帰郷し、ジュリアンとパートナーのシャンタル、次男のドゥニ、ドラッグのリハビリ施設から出来てばかりの末っ子エリオットら家族が再び集まることに。そして、マドが残した予想外の遺言が引き金となり、葬り去られていた嘘と秘密に翻弄されることとなる。はたして“あの夜”いったい何が起きたのか―。

【監督・脚本・製作・出演】グザヴィエ・ドラン(『Mommy/マミー』) 【音楽】ハンス・ジマー、デヴィッド・フレミング(『DUNE/デューン 砂の惑星』)
【出演】ジュリー・ルブレトン、パトリック・イヴォン、アンヌ・ドルヴァル、エリック・ブルノー、マガリ・レピーヌ・ブロンドー、ジブリル・ゾンガほか

© Fred Gervais

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