昨年1⽉18⽇に73歳で他界したファッション業界のレジェンド、アンドレ・レオン・タリーの⽣涯を描いたドキュメンタリー映画『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』が3⽉17⽇(⾦)より公開。このたび、マーク・ジェイコブスとアナ・ウィンターがアンドレの魅⼒を語る本編映像が解禁となった。

「アンドレは服を通じて読者に夢を⾒せる天才でした」

『プラダを着た悪魔』でスタンリー・トゥッチ演じるナイジェルのモデルとされ、白人の占める割合の多いファッション業界において、黒人モデルや非白人デザイナーたちの進出に積極的に貢献、ファッション界の巨匠と呼ばれたアンドレ・レオン・タリー。人種差別が色濃く残る時代のアメリカ南部で幼少期を過ごしたアフリカ系アメリカ人の彼が、如何に最も影響力のあるファッション・キュレーターにまでのし上がったのか。本作では、彼の人生と彼が残した数々の功績をマーク・ジェイコブス、アナ・ウィンター、トム・フォードなどファッション界を代表する人物たちのインタビューと共に振り返る。

今回解禁された本編映像の冒頭には若き⽇のアンドレの姿が。真剣な眼差しで仕事をする彼の様⼦に重ねて「アンドレは貴重な存在」と語るのは、世界でも有数の⼈気デザイナーであるマーク・ジェイコブス。マークはアンドレの重要な創造の瞬間を数多く⽬撃してきたといい、「まさに⽣き字引」と⽬を輝かせながら⾼く評価する。

そんなアンドレは、1990年にニューヨークでインタビューに応じた際、⾃⾝の役⽬を「VOGUEを有名なメゾンや、⽬利きのアート収集家の屋敷に必ずある雑誌にすること」、そして「マドンナを表紙にすること」と明⾔。仕事への情熱がストレートに伝わってくる。そして彼が熱を注いだVOGUE誌で編集⻑を務めるアナ・ウィンターは映像の中で「アンドレは服を通じて読者に夢を⾒せる天才でした」と、その影響⼒を絶賛している。

今もなおファッション業界の最前線を⾛り続ける⼈々から語られる“アンドレ・レオン・タリー”というレジェンド。その圧倒的な存在感と誰をも魅了するカリスマ性が垣間⾒える映像となっている。

『アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者』は3月17日(金)Bunkamura ル・シネマ にて公開。

作品情報

アンドレ・レオン・タリー 美学の追求者
2023年3月17日(金)Bunkamura ル・シネマ にて公開

監督:ケイト・ノヴァック 製作:アンドリュー・ロッシ(『メットガラ ドレスをまとった美術館』監督)
出演:アンドレ・レオン・タリー/アナ・ウィンター/トム・フォード/マーク・ジェイコブス/イヴ・サンローラン/カール・ラガーフェルド/ノーマ・カマリ/ヴァレンティノ・ガラヴァーニ/ウーピー・ゴールドバーグ/イザベラ・ロッセリーニ/ウィル・アイ・アム(ブラック・アイド・ピーズ)/ラルフ・ルッチ/サンドラ・バーンハード/マノロ・ブラニク/アンドレ・ウォーカー ほか

2017/アメリカ/93分 英題:THE GOSPEL ACCORDING TO ANDRÉ 日本語字幕:柏野文映
提供/配給:リージェンツ

©Rossvack Productions LLC, 2017. All Rights Reserved.

公式サイト andremovie.com

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