世界中を震撼させた2009年の衝撃スリラー『エスター』の前日譚(エピソードゼロ)を描いた最新作『エスター ファースト・キル』が3月31日(金)より公開。このたび、主演のイザベル・ファーマン、ウィリアム・ブレント・ベル監督らが撮影の舞台裏を明かすメイキング特別映像&メイキング写真が到着した。

前作『エスター』は、裕福な一家、コールマン家が孤児院からエスターを養子に迎えるところから始まる。彼女は聡明で、画才もあり、家族に喜びを持って受け入れられ、親子として幸せな関係を築いていく…はずだった。日本でも大反響を呼び起こした『エスター』から14年。エスターはいかにして凶暴性を秘めたサイコパスへと覚醒したのか。本作では、オルブライト家を舞台に彼女の衝撃的な過去が明らかとなる。
本作でエスターを演じているのは、前作でエスターを演じたイザベル・ファーマン。本作撮影時には23歳だったが、前日譚を製作するにあたり、エスター役には前作で偉大な功績を残したファーマンしかあり得ないというベル監督をはじめスタッフら満場一致の思いで彼女の再演が実現した。
今回解禁されたメイキング映像では、撮影時23歳だったファーマンを、実年齢より13歳若く見せるための驚きの撮影手法などが明かされている。再びエスターを演じることについて、ファーマンは「エスター役を再び演じることになり、恐怖に襲われたわ。架空の物語だと分かっていてもカメラが回るたびに緊張してた」と当初は不安もあったようだ。
エスターの母を演じたジュリア・スタイルズは実はホラーが苦手だが、「脚本を読む手が止まらなくて、撮影が始まるのが待ち遠しかった」とその巧妙なストーリーにのめり込んだという。エスターとの身長差を出すため、スタイルズは高さ18センチの厚底のブーツを履き、さらに走らなければならないという苦労もあった。
エスターがアメリカに来た経緯や過去が明かされる本作について、ベル監督は「イザベルが少女を演じるんだ。今から楽しみで仕方ない。みんなやる気だよ」と期待を込める。
そして映像の中には、エスターのボディダブル(代役)を務めた2人の少女の姿も。イザベルにとって2人の存在は大きな助けになったようで「私を小さく見せるために様々な工夫を凝らしてる。その一つの方法が2人のボディダブルに演じてもらうことよ。2人との共演が最も楽しかった」と現場には3人のエスターがいたことを明かした。

前作とはまた違ったアプローチも見所の一つだが、ベル監督や原案・プロデューサーのメイスがこだわったのは、地に足の付いた映画作りだった。CGに頼らず、昔ながらの“映画のマジック”を使い、遠近法や特定のアングルでの撮影、代役やスタントマンを取り入れ、観客が見ている映像の9割は実際に撮影現場で撮ったものに仕上がった。映画的トリックでスクリーンに戻ってきた10歳のエスター。現在26歳に成長したファーマンの更なる怪演に注目だ。
『エスター ファースト・キル』は3月31日(金)TOHOシネマズ日比谷 他全国ロードショー。
エスター ファースト・キル
2023年3月31日(金)TOHOシネマズ日比谷 他全国ロードショー
STORY
裕福な一家、オルブライト家には4年前に行方不明となった一人娘のエスターがいた。だがある日、警察からエスターが見つかったという朗報が入る。父、母、兄は数年振りの再会という信じられない奇跡にこの上ない喜びを感じ、成長したエスターを迎え入れる。当時6歳だった彼女は時をへて10歳になっていた。これから幸せな生活が始まる…そう思っていた。この娘が、どこかが変だと気づくまでは。
監督:ウィリアム・ブレント・ベル 脚本:デヴィッド・コッゲシャル
原案・製作総指揮:デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック プロデューサー:アレックス・メイス/ハル・サドフ/イーサン・アーウィン
出演:イザベル・ファーマン ジュリア・スタイルズ ロッシフ・サザーランド マシュー・アーロン・フィンラン
(アメリカ/99分/R-15/カラー/5.1ch)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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