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7月22日(土)より開催される『台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~』の予告編が解禁された。あわせて初劇場公開となる映画『少年』に、奈良美智からコメントが到着した。

『少年』[デジタルリマスター版]
©1983 Central Motion Picture Corporation & Evergreen Film Company / ©2023 Taiwan Film and Audiovisual Institute
「大人、子供、時代、場所、そこに映る景色と物語はすべて儚く愛おしい」

『台湾巨匠傑作選2023』では「台湾映画新発見!」と題し、台湾ニューシネマから、近年ブームとなっている台湾ホラー映画や青春映画などのエンターテインメント映画の系譜を紐解き、初公開作品4作品、日本最終上映2作品を含む、合計27作品を上映する。

台湾を代表する世界的映画監督ホウ・シャオシェン(侯孝賢)と脚本家のチュー・ティエンウェン(朱天文)がはじめてタッグと組んだ、台湾ニューシネマの原点ともいえる幻の作品『少年』デジタルリマスター版が日本劇場初上映。ホウ・シャオシェンが盟友チェン・クンホウ(陳坤厚)の監督作品のために選んだ原作が、気鋭の女性作家チュー・ティエンウェンの短編小説「少年(小畢的故事)」。ホウ・シャオシェンとチュー・ティエンウェン。この劇的な出会いが、ホウ・シャオシェンと台湾映画を世界の舞台に登場させた。本作はホウ監督の少年期の姿が色濃く描かれ、『風櫃の少年』『童年往事 時の流れ』に連なる「侯孝賢映画」の中でも記念碑的な作品。これ以降、ホウ監督作品の脚本は最新作『黒衣の刺客』まですべてチュー・ティエンウェンが担当している。

また、武侠映画の神様とも呼ばれる、キン・フー(胡金銓)監督が全編韓国ロケを敢行した『空山霊雨』、3つの時代にわたる輪廻転生を描いた因果応報一大絵巻オムニバスムービー『大輪廻』の2作品が日本劇場初公開。ツイ・ハークやアン・リー、ウォン・カーワァイにも多大な影響を与えたといわれる、キン・フー監督のアクションと幻想美を融合させた世界観が堪能できる計5作品が揃った。

台湾ホラー映画ブームを生み出した『紅い服の少女』から、白色テロ時代を題材にした大人気ゲームを原作にした『返校 言葉が消えた日』。台湾エンターテインメント映画の傑作『青春神話』、そして『1秒先の彼女』は監督・⼭下敦弘と脚本・宮藤官九郎のタッグで日本版リメイクも決定している。LGBT先進国と言われる台湾で同性愛の母との対話を記録した『日常対話』、台湾ニューシネマの裏側を追った『HHH:侯孝賢』『擬音』、台湾の「国家電影及視聴文化中心」のフィルムアーカイブで、日々フィルムの保存や修復に勤しむ職員たちの姿を追った『アーカイブ・タイム』など、台湾を多角的に捉えることができるドキュメンタリー映画もラインナップされている。

このたび解禁された予告編は、初劇場公開となる映画『少年』の見どころが満載されたもの。また『少年』に奈良美智からコメントが到着した。コメントは以下にて。

『台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~』は7月22日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次開催。

奈良美智(美術作家)コメント

ほぼ同じ時代に地方都市に住む少年だった自分。
主人公の日常と共に呼び起こされる記憶のディティールが、あの頃にタイムスリップさせていく。
変わりゆく時代の中、本意ではない人生を歩む大人たちと、大なり小なり起こる事件の毎日に、その日を精一杯生きていた子供たち。
大きな代償を払いながらも少年は成長する。
大人、子供、時代、場所、そこに映る景色と物語はすべて儚く愛おしい。

開催情報

台湾巨匠傑作選2023~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~
2023年7月22日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次開催

配給:オリオフィルムズ 配給協力:トラヴィス 共催:国家電影及視聴文化中心 宣伝:大福
料金:一般:1,600円/大・高:1,400円/中・小・シニア:1,000円 特別鑑賞券(3回券・缶バッジつき):3,600円

公式サイト taiwan-kyosho2023.com

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