ケイト・ブランシェット主演、天才芸術家の転落と狂気を描く驚愕のサイコスリラー『TAR/ター』ブルーレイ＆DVDが8月2日リリース決定

オスカー女優ケイト・ブランシェット主演最新作『TAR/ター』のブルーレイ＆DVDが8月2日（水）にリリースされることが決定した。

『ブルージャスミン』『アビエイター』でアカデミー賞®を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公の天才芸術家リディア・ターを熱演した本作は、第79回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞、第80回ゴールデングローブ賞主演女優賞（ドラマ部門）他多数の映画賞を受賞。第95回アカデミー賞®主演女優賞は惜しくも逃したが、最有力候補のふたりとして、ミシェル・ヨーとの一騎打ちが話題に。ケイト・ブランシェットの“新たなる最高傑作の誕生”と絶賛された。

本作の監督・脚本・製作を務めたのは、これが16年ぶりの待望の最新作となったトッド・フィールド。映画監督デビュー作となった2001年の『イン・ザ・ベッドルーム』、2006年の『リトル・チルドレン』、そして本作と、これまで手がけた作品すべてがアカデミー賞®にノミネートされている。まるで実在する人物の物語ではないかという錯覚に陥るほどの真に迫った演出と演技に圧倒される、驚愕のサイコスリラーだ。

世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功。現代音楽界を牽引する圧倒的カリスマとして君臨するが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の死をきっかけに、彼女の完璧な世界は少しずつ崩れ始める―。

音楽を担当するのはホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』(19)でアカデミー賞®作曲賞を受賞し、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(22)でゴールデングローブ賞にノミネートされたヒドゥル・グドナドッティル。「指揮者は何を考えているか」の著書で知られ、レナード・バーンスタインと親交の深かった指揮者ジョン・マウチェリが脚本の監修を務めた。

さらにベルリン・フィルハーモニーホールの特徴である、ステージのまわりを客席が囲む「ヴィンヤード型」のホールを拠点に持つドイツのドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団に協力を依頼。彼らの本拠地となるクルトゥーア・パラストの一部で撮影が行われた。