ナショナル・シアター・ライブ『ベスト・オブ・エネミーズ』出演者とスタッフのインタビュー動画が公開

英国で上演された話題の舞台を映画館で上映するナショナル・シアター・ライブ（NTLive）作品『ベスト・オブ・エネミーズ』が9月8日（金）よりTOHOシネマズ 日本橋ほかで公開。このたび、出演者とスタッフのインタビュー動画が公開された。

アカデミー賞ベストドキュメンタリー部門の最終候補の１つに選ばれた映画”BEST OF ENEMIES”に着想を得た演劇『ベスト・オブ・エネミーズ』は1986年のアメリカ大統領選の時期に放映されたあるTV討論番組を主題としたドラマ劇。

1968年のアメリカを舞台に保守vsリベラルの戦いをTV討論の様子を主題に、俳優デヴィッド・ヘアウッド（ドラマ『HOMELAND』）がウィリアム・F・バックリーを、俳優ザカリー・クイント（映画『スタートレック』）が彼に反目する政治的ライバルのゴア・ヴィダルを演じ、演出家ジェレミー・ヘリン（NTLive『みんな我が子』）により舞台化された。

今回、出演者・スタッフのインタビュー動画が公開されたのにあわせて、翻訳家の小田島創志からの推薦コメントも到着。コメントは以下にて。

ナショナル・シアター・ライブ『ベスト・オブ・エネミーズ』は9月8日（金）よりTOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開。

翻訳家／小田島創志　コメント

『ベスト・オブ・エネミーズ』は、凄まじくスリリングでスピーディー。
ベトナム戦争が続く1968年のアメリカ大統領選挙を背景に、保守の論客ウィリアム・バックリー・ジュニアとリベラルの論客ゴア・ヴィダルが、ABCテレビの生番組で激しい討論を繰り広げる。
メディアは社会の現実とどう関わるべきか。
我々はメディアを通して何を観るべきか。
人間はメディアに囚われ、メディアは人間に囚われる。
演劇的仕掛けの魅力が詰まった、ヒリヒリする傑作だ。