名作『ニュー・シネマ・パラダイス』で主人公の少年トトが成長して映画監督となったシーンを演じたフランス俳優のジャック・ぺランが2022年4月21日パリで死去したと家族が明かした。享年80。

ジャック・ぺラン
Georges Biard, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons
『WATARIDORI』などで監督・製作者としても活躍

パリのコンセルヴァトワール(フランス国立高等演劇学校)で演技を学び、1960年イタリアの『鞄を持った女』に出演。62年『家族日誌』でマルチェロ・マストロヤンニの弟役で若手二枚目スターとして人気を獲得。ほかに『ロシュフォールの恋人たち』(67)『うたかたの日々』(68)『ロバと王女』(70)などに出演した。

ジャック・ぺラン(1961年)
Valerio Zurlini, Public domain, via Wikimedia Commons

さらに映画監督・製作者としても成功しており、最初のプロデュース作品(出演も)『Z』(69、コスタ=ガヴラス監督)ではアカデミー賞外国語映画賞(当時)を受賞。のちに動物ドキュメンタリーでヒットを飛ばし、『ミクロコスモス』(96)『WATARIDORI』(01)などを製作した。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)で人気復活した後は『みんな元気』(90)『ジェヴォーダンの獣』(01)『コーラス』(04、制作も)などに出演した。

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