ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』がいよいよ明日9月1日(金)より公開。このたび、出演者のジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、ジェイク・ライアンのインタビュー映像が解禁となった。
本作は『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』など、その独特な世界観で観客を魅了しつづける天才監督ウェス・アンダーソンの最新作。アメリカ南西部、砂漠の街、アステロイド・シティを舞台に、ジュニア宇宙科学大会に集まった5人の天才的な子どもたちとその家族を襲う驚愕の出来事を描く。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルら豪華キャストが集結した。
本作で主人公オーギー・スティーンベックを演じたのはジェイソン・シュワルツマン。ウェス監督は本作をジェイソンのために作ったと語り、脚本が完成していない構想段階からジェイソンのスケジュールを押さえるという本気ぶりだった。そんなジェイソンはオーギーという役作りにおいて、「作品の内容もわからない頃から『とにかくキューブリックをイメージして』と言われた」という。スタンリー・キューブリックは写真雑誌のカメラマンとして働いたのち『2001年宇宙の旅』(68)、『時計じかけのオレンジ』(71)『シャイニング』(80)などの作品を監督・製作した映画監督であり、プロデューサーだ。
「僕は何を言われているのかさっぱりわからなかったし、作品もキューブリックに関連する要素は何もないのだけど、後になって自分の演じているキャラクターの喋り方がキューブリックっぽいと納得がいった」と話すジェイソン。その特徴的な喋り方は妻のクリアリングマスクによって発見されたと明かす。顔が動かないよう、麻酔をしてもいいかもと話していたというエピソードからは役作りへの情熱がうかがえる。
オーギーの息子、ウッドロウを演じたジェイク・ライアンは、ウェス監督とジェイソンと話し合いを重ねて役を作っていった。「オーギーとウッドロウはリスペクトしあっているような関係。ウッドロウは僕が到底及ばないような天才で、『役作りの参考に』とジェイソンがレイ・カーツワイルの『シンギュラリティは近い』を勧めてくれた」と、信頼関係が垣間見えるようなエピソードを語る。実際に読んで、フューチャリストの考えを身に着けたと語るジェイクのプロ意識と努力によってスクリーンに現れたウッドロウという少年。信頼するジェイソンが演じる父とどのような関係を築いているのか注目だ。
本作でウェス監督作品初出演となるスカーレット・ヨハンソンは、自身の演じた映画スター、ミッジ・キャンベルについて、「ミッジは他人に見られているということについて常に自覚的で、自らを演出しているところがある。映画の中でもそのようなことを言うね。心情的に理解できなくはない」と女優という職業ならではの感覚を役柄と共有していたことを明かしてくれた。撮影現場について聞かれると、豪華なキャスト陣に興奮するおちゃめな姿も。今後どのような仕事をしたいか尋ねると、「常に新しい領域に挑戦したい。何か面白いもの、既視感のないものを提供できるような状態でいたい」と高いプロ意識を帯びた仕事への熱意を語る。
『アステロイド・シティ』は9月1日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開。
アステロイド・シティ
2023年9月1日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開
STORY
時は1955年、アメリカ南西部に位置する 砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー…それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!? この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!
出演:ジェイソン・シュワルツマン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、スカーレット・ヨハンソン(「アベンジャーズ」シリーズ/ブラック・ウィドウ)、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーブ・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム 他
監督:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』『ムーンライズ・キングダム』)
2023年/アメリカ/カラー・モノクロ/スコープサイズ/英語/104分/字幕翻訳:石田泰子/原題:Asteroid City/映倫:G
配給:パルコ ユニバーサル映画
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©2022 Pop. 87 Productions LLC
©2023 FOCUS FEATURES, LLC.
公式サイト asteroidcity-movie.com
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