「あなたの目を開かせる映画」政治的混迷が続くペルーで起こった革命の是非をめぐるドキュメンタリー『革命する大地』予告編解禁

ペルーのドキュメンタリー史上最大のヒットを記録したゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督作『革命する大地』が4月27日（土）から全国順次公開。このたび予告編が解禁された。

本作はベラスコ将軍（後に大統領）率いるいわゆる軍部革命政権によって公布された農地改革法（1969年）の失われた記憶と影響を、インタビュー、アーカイブ映像、数多くのペルー映画の映像を用いて再構築し、ペルーで起こった革命の是非を振り返るドキュメンタリー。

2019年にペルー本国で公開され、9万人以上を動員し、ペルードキュメンタリー史上最大のヒット作となり、2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていた。しかし、この映画が大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。

ペルー革命から約50年、今も政治的混迷が続くペルー。この先、ペルーはどこへ向かうのか？　本作は革命によって社会に、民衆に何をもたらすのかを突き付け、暴力や銃以上に記憶された映像や物語が私たちの味方であることを問い直す。

今回解禁された予告編は、貴重なアーカイブ映像とインタビュー、数多くのペルー映画が散りばめられたもの。「あなたの目を開かせる映画」「まさにいま見るべきドキュメタリー」という各メディアの絶賛のコメントが綴られ、“ペルー現代史のマスターピース的怪作”というテロップで締めくくられている。

『革命する大地』は4月27日（土）〜新宿Ｋ’s cinemaほか全国順次公開。