気候変動の最前線でフィリピン“最後の秘境”を決死で守る環境活動家たちを追うドキュメンタリー『デリカド』が2025年5月下旬よりシアター・イメージフォーラム他で全国順次公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアルが解禁された。

フィリピンの「世界で最も美しい島」パラワン島は“最後の秘境”、“最後の生態系フロンティア”として名高く、手つかずの自然やコバルト・ブルーに輝く海を求めて世界中から観光客やダイバーが訪れるアジア屈指のリゾート。しかし、一見のどかな熱帯の島に見えるパラワン島では、違法伐採や違法漁業が横行している。この雄大な生態系を守るため、地元の環境保護団体を束ねるパラワンNGOネットワーク(PNNI)が立ち上がった。本作は、この島の雄大な生態系を守るために立ち上がった地元の環境警備隊が、命懸けで環境破壊に立ち向かっている様子を追うドキュメンタリー。

PNNIの代表ボビーは環境弁護士としてタタ、ニエヴェスらのメンバーと共に、パラワン島の生態系を“経済発展”のために破壊しようとする腐敗した政治家や実業家を相手に命がけの闘いを挑む。チェーンソーの音を頼りに森を進み、違法伐採者から押収したチェーンソーは700台に上り、それらは事務所前にクリスマスツリーのように積み上げられている。また、事務所の敷地内は違法に木材を積んでいた船やトラックを展示した博物館でもある。ボビーは、パラワン島を守るためエコツーリズムの推進を掲げる候補者の町長再選に協力するが、2人は時のドゥテルテ大統領に殺害予告を受ける。果たして彼らは“最後の秘境”を守ることができるのだろうか──。
本作のカール・マルクーナス監督は、もともとAFP通信のジャーナリストで、パラワン島のエコツーリズムを調査。実際にパラワン島に行く直前に、連絡を取っていた環境活動家が射殺されたことから、「一見のどかな島が、島を守るべき権力者たちによって破壊されつつあること、そしてその破壊を食い止めようと命がけで活動している小さなグループがいる」ことを知り、取材を重ねて行った結果、自身初の長編ドキュメンタリー制作に至った。
デリカド
2025年5月下旬 シアター・イメージフォーラム他 全国順次ロードショー
監督:カール・マルクーナス
登場人物:ロバート・チャン、ニエヴェス・ロセント、エフレン・バラダレス、ルベン・アルザガ、ロドリゴ・ドゥテルテ
制作:THOUGHTFUL ROBOT PRODUCTIONS 共同制作:ITVS & POV
配給:ユナイテッドピープル
98分/米国・フィリピン・英国・オーストラリア・香港/2022年/ドキュメンタリー
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