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映画史に燦然と輝く『ゴッドファーザー』の2作目『ゴッドファーザーPARTII』の最大の敵のモデルといわれるのが、「伝説のマフィア王」と呼ばれたマイヤー・ランスキー。新作映画『ギャング・オブ・アメリカ』(2月4日公開)では、その晩年を名優ハーヴェイ・カイテルが演じている。いったいランスキーとはどんな人物だったのだろうか?

『ギャング・オブ・アメリカ』
『ゴッドファーザーPARTII』以外にも 『モブスターズ』『バグジー』など多くの映画の題材に

マイヤー・ランスキーは禁酒法時代から戦後まで、アメリカの暗黒街を牛耳った伝説のギャング。全米最大の犯罪組織「シンジケート」を率いアメリカの暗黒街を支配した。自らを「ビジネスマン」と呼び、経済感覚に優れ、マネーロンダリングの創始者ともいわれる。そうした手腕で同業者からも絶大な信頼を得たという。

実際のマイヤー・ランスキー
Al Ravenna, World Telegram staff photographer, Public domain, via Wikimedia Commons

革命前のキューバではカジノ王として君臨。司法の追求を逃れるためにイスラエルに移住しようとしたが拒絶されてアメリカに送還され、晩年はフロリダの慎ましい自宅で暮らした。3億ドルもの巨額の資産を持つとされ、FBIのターゲットとされていた。

この人物をモデルにしたと言われるのが、映画『ゴッドファーザーPARTII』で主人公の最大の敵として登場するハイマン・ロス。リー・ストラスバーグが演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。劇中ではランスキーの実人生がほとんどそのままに描かれている。

ランスキーの伝説的な人生はほかにも『モブスターズ/青春の群像』『バグジー』など多くの映画の題材になってきたが、その最新版となるのが映画『ギャング・オブ・アメリカ』だ。晩年のランスキー役を演じるのは『レザボア・ドッグス』の名優ハーヴェイ・カイテル。年老いたランスキーに、作家がインタビューを行うという形で、その血塗られた半生が紐解かれていく。

奇しくも2月25日より『ゴッドファーザー』公開50周年記念として『ゴッドファーザー』シリーズ3部作が4Kで上映。あわせて観れば映画の内容や物語の背景への理解がより深まりそうだ。

『ギャング・オブ・アメリカ』は2月4日(金)より、新宿バルト9 ほか全国公開。

作品情報

ギャング・オブ・アメリカ
2022年2月4日(金)より、新宿バルト9 ほか全国公開

【STORY】1981年、マイアミ。作家のデヴィッド・ストーンは、伝説的マフィアであるマイヤー・ランスキーの伝記を書くことになる。出された条件は、『俺が生きているうちは、誰にも読ませるな』。そして、インタビューがはじまり、ランスキーは自らの人生を赤裸々に語りはじめる。それは、半世紀以上におよぶ、ギャングたちの壮絶な抗争の記録だった。貧しい幼少時代、ラッキー・ルチアーノとの出会い、そして殺し屋集団《マーダー・インク》を組織し、ついにはアル・カポネやフランク・コステロと肩を並べる存在まで上り詰め、巨万の富を築いたランスキー。インタビューが終わりに近づいた頃、ストーンはFBIが3億ドルともいわれるランスキーの巨額資産を捜査していることに気付く。捜査協力を強いられたストーンは、ある“決断”を下すことになる……。

監督・脚本:エタン・ロッカウェイ
出演:ハーヴェイ・カイテル『レザボア・ドッグス』/サム・ワーシントン『アバター』『ターミネーター4』/ジョン・マガロ 『オーヴァーロード』
2021年/アメリカ映画/英語/119分/シネマスコープ/字幕:草刈かおり/原題:LANSKY  R15+
提供:ニューセレクト

配給:アルバトロス・フィルム

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公式HP:gang-of-america.com

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