戦争によって家や家族、日常生活のすべてを失った子どもたちの声を伝えるため、3.5メートルの人形アマルがヨーロッパ横断の旅に出る『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』が7月11日(金)より全国順次公開。このたび予告編が解禁された。
本作は、アカデミー賞の長編国際映画賞と長編ドキュメンタリー賞に史上初、ダブルノミネートされた映画『ハニーランド 永遠の谷』(2019年)に続くタマラ・コテフスカ監督作品。戦争、暴力、迫害に苦しむ子どもたちに対する国際社会の意識を高め、子どもたちへ希望のメッセージを届けるために、9歳のシリア難民の少女をかたどった3.5メートルの人形“アマル”の欧州横断の旅を追ったドキュメンタリーとフィクションの融合作。

このたび解禁された予告編では、トルコとシリアの国境からスタートし、ヨーロッパ各地を巡る旅の模様が捉えられている。また4月21日に逝去したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇とも面会し、難民の子どもたちの境遇を伝えるシーンも。

訪れた国々でアマルは世界のリアルと向き合うことに。トルコの難民キャンプでは、先行きが不透明なまま留まらざるをえない子どもたちや女性たちの想いに触れ、ギリシャでは難民受け入れに抗議する市民デモに遭遇し、憎悪がこもった言葉を浴びせられる。アマルの旅に同行する人形遣いのムアイアド(シリア出身の難民)とフィダ(パレスチナ人)や、アマルの声を表現している実在のシリア難民の少女アシルも、それぞれの戦争で多くのものを喪い、家族とも離れ離れだが、アマルとの旅の中で希望を見つけようとしていく。思いやりと人権の国際的なシンボルとなったアマルが旅の終わりにたどりつく居場所とは──。映像の最後は「歩き続けなきゃ。新しい居場所が見つかるまで歩き続ける」と決意を語るシーンで締めくくられる。
ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~
2025年7月11日(金)アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
監督 :タマラ・コテフスカ
製作総指揮:アミール・ニザール・ズアビ、スティーブン・ダルドリー、
ジェフ・スコール、デイヴィッド・リンディ他
プロデューサー:ハーリー・グレース、オーランド・ボン・アインシーデル、
デイヴィッド・ラン、トレイシー・シーウォード
共同プロデューサー:ハッサン・アッカド、エリー・ブレイン
アートディレクター:アミール・ニザール・ズアビ
音楽:デューク・ボジャジエフ 撮影:ジャン・ダカール、サミル・リュマ
編集:マルティン・イワノフ
登場人物:アシル・エルセプティ、ムアイアド・ルーミエ、フィダ・ジダン、
マリア・アブドゥルカリム、ラナ・タハ、ローマ教皇フランシスコ
制作:Grain Media
配給:ユナイテッドピープル
80分/イギリス/2023年/ドキュメンタリー
©JEAN DAKAR




