ミヒャエル・ハネケ、ウルリヒ・ザイドル監督を生み出したオーストリアの新たな鬼才ダニエル・ヘールス、ユリア・ニーマン両監督作品『我来たり、我みたり、我勝利せり』が本日6月6日(金)より全国順次公開中。このたび、“人間狩り”が趣味の“上級国民”と呼ばれる主人公アモンと新聞記者の対峙シーンの本編映像が解禁された。
本作は、金持ちのアンタッチャブルさを極限まで誇張し、歯止めがないシステムの結末と、人々が自分の行動に責任を持たない世界の危険性を明らかにする衝撃作。製作は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭を賑わせた『パラダイス三部作』『サファリ』のウルリヒ・ザイドル。
このたび解禁された本編映像は、日々趣味の人間狩りに興じるが法も裁けぬ億万長者アモンに、勇気ある新聞記者フォルカーが真正面から切り込むシーン。アモンの周りの人々は“上級国民”のアモン一家の罪に見て見ぬ振り。しかし、全ての人がそういう振る舞いをするわけではなく、フォルカーもその1人。アモンが連続殺人犯の犯人であると確信し、なんとか逮捕しようと奔走する。

フォルカーが「気分転換に狩りを?」と事件に関する発言を引き出そうとすると、「ヨガは向いてない」とはぐらかすアモン。「ここがあなたの狩り場?」とさらに切り込むと、「動物は撃ちたくない」と妙な返しをするアモン。「狙撃犯は警察を翻弄してます」と核心に迫ると、アモンは満足げな笑みを浮かべ「皆、僕だと知ってる」とあっさり自供するのだった。

しまいには「僕はなんでもやってのける。なぜみんな僕を止めない?君は?意思があるだろ?証明してみろ。僕の運命は君次第、頼むよ。君ならできる」と全てを理解した上で罪を重ね、フォルカーに止めて欲しいと懇願までするのだった。ここまで全てを認めているのに、“上級国民”のアモンは罰を逃れるのか?彼の運命や如何に!? 恐ろしいほど不快なこの物語にあなたは果たして耐えられるか?
我来たり、我見たり、我勝利せり
2025年6月6日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国順次公開
STORY
起業家として億万長者に成り上がり、幸福で充実した人生を送るマイナート家。一家の長であるアモンは、家族思いで趣味の狩りに情熱を注いでいる。ただ、アモンが狩るのは動物ではない。莫大な富を抱えた一家は“何”だって狩ることが許されるのだ。アモンは“狩り”と称し、何カ月も無差別に人を撃ち殺し続けている。“上級国民”である彼を止められるものはもはや何もない。一方、娘のポーラはそんな父親の傍若無人な姿を目の当たりにしながら、“上級国民”としてのふるまいを着実に身につけている。ある日、ついにポーラは父親と“狩り”に行きたいと言い出す。
監督:ダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン
製作:ウルリヒ・ザイドル
出演:オリヴィア・ゴシュラー、ウルシーナ・ラルデ、ローレンス・ルップ、マルクス・シュラインツァー、ゾーイ・シュトラウプ
2024年/オーストリア映画/ドイツ語/86分/カラー/5.1ch/スコープサイズ/原題:Veni Vidi Vici 字幕翻訳:吉川美奈子 後援:オーストリア文化フォーラム東京 映倫PG12
配給:ハーク 配給協力:フリック
©2024 Ulrich Seidl Filmproduktion GmbH
公式サイト www.hark3.com/vvv




