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幼い頃に別れた父を訪ね、母国であり異国の地ボスニアへと向かう一人の少女と、彼女の旅の道連れとなる二人の青年を描き、第48回ロッテルダム国際映画祭タイガーアワード特別賞を受賞したエナ・センディヤレヴィッチ監督の初長編監督作品『テイク・ミー・サムウェア・ナイス』が9月13日(土)より全国順次公開。このたび本編映像【ロマンスの兆し篇】ならびに監督のインタビューが解禁された。

このたび解禁された本編映像は、入院中の父に会うためボスニアに到着したアルマに“ロマンスの兆し”が感じられるシーン。キャリーケースは壊れて開かず、従兄のエミルは「忙しいから」とすぐには病院にも連れてってくれず、エミルの家で暇を持て余すアルマ。

そんな彼女のもとに現れたのは、エミルの“インターン”と名乗るデニス。壊れたキャリーケースをこじ開けようと手を貸しつつ、「自分はチャラくないし気難しいからモテるんだ」とアルマに接近。なにやら良い雰囲気の二人の間に割り込むエミル。オランダからバカンス気分で現れた親類に、ボスニアの暮らしやコミュニティを荒らされるのがどうも気に食わないようで…。

海外ではソフィア・コッポラの初期作品や、イギリスの画家デイヴィッド・ホックニーの世界観にも例えられた本作。主人公アルマの着想について、主にジム・ジャームッシュの監督作品からインスピレーションを得たと語る。「ジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の女性キャラクターから着想を得ました。ジャームッシュが移民のテーマを独特で斬新な形で描いた点に強く惹かれます。アルマというキャラクターを探求する中で、彼女の内面をより深く理解し、その複雑な側面を多角的に描くことが必要だと強く感じるようになり、そして彼女の抱える“問題”の根源に向き合うことが作品にとって重要な要素になったのです。その過程で、私自身の思考や性格の一部をアルマに重ねることで、キャラクターに“本物らしさ”を与えることができると気づきました。この映画は私自身の移民としての経験やアイデンティティの揺らぎを反映しつつ、普遍的な“居場所を探す旅”の物語です」。

また、幼少期から読書や執筆、絵を描くことに親しみ創作活動を自然と楽しんでいた自身が映画監督への道に進んだきっかけについて「大学ではメディア学を専攻しました。映画との出会いは、大学のカリキュラムに含まれていた映画学の授業で、多くの名作に触れるうちに次第に映画の世界に魅了されていきました。監督になる決意を固めたのは、ベルリンでの交換留学中のことでした。この期間に映画制作への情熱が高まり、映画制作プログラムに応募したことが、監督としての第一歩でした。つまり、創作への興味が自然と映画へとつながり、学びと経験を積み重ねることで監督になる道が開けていったのです」と語った。

作品情報

テイク・ミー・サムウェア・ナイス
2025年9月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

監督・脚本:エナ・センディヤレヴィッチ 撮影:エモ・ウィームホフ 編集:ロット・ロスマーク
衣装:ネダ・ナゲル 音響:ヴィンセント・シンセレッティ 音楽: エラ・ファン・デル・ワウデ
出演:サラ・ルナ・ゾリッチ、エルナド・プルニャヴォラツ、ラザ・ドラゴイェヴィッチ
原題:TAKE ME SOMEWHERE NICE 日本語字幕:上條葉月
提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム

2019年/オランダ・ボスニア/オランダ語・ボスニア語/カラー/4:3/91分

© 2019(PUPKIN)

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