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1989 年にイギリス最高の文学賞であるブッカー賞、2017 年にノーベル文学賞を受賞し、二つの世紀を代表する小説家となったカズオ・イシグロの鮮烈な長編デビュー作を石川慶監督が映画化した『遠い山なみの光』が全国公開中。このたび、イギリスの自宅で娘・ニキ(カミラ・アイコ)が母・悦子(吉田羊)にこれまで聞いたことのない長崎での話を聞かせて欲しいとイギリスの自宅で訴える、今作の物語の発端となる重要な会話を捉えた本編映像が解禁された。
このたび解禁となった本編映像では、悦子のイギリスの自宅のテレビが映し出され、画面ではグリーナムで行われている女性たちの抗議活動についてのニュースが報道されている。そのニュースに真剣に見入っているのは、久々に実家に帰ってきた悦子の娘・ニキ。

食卓に料理を運んできた悦子はそのままテレビを消すと、赤ワインをニキのグラスに注ごうとするが、ニキは即座に手でグラスを塞ぎ「私は大丈夫」と断る。悦子は不審に思いながらも理由は尋ねず、手を合わせて二人で「いただきます」と日本語で声をそろえて一緒に食べ始める。テーブルには悦子が作った美味しそうな料理が並び、「ロンドンは最近どう?」と悦子がニキに問いかける。

実家を離れ、大学を中退して作家を目指しているニキの身を案じる悦子の問いかけを軽くいなすニキだが、悦子が彼女の書いた記事を読んだことを伝えると「よく見つけたね。あんなマイナーな地方の新聞記事。しかも2月のでしょ」と、自分の記事を見つけて読んでくれていた母に内心喜んでいることがうかがえる。
さらにニキは、記事を読んだ母にグリーナムの女性たちについてどう思うか問いかけるが、「グリーナムなんて、ここと目と鼻の距離じゃない。なんで家に顔出さないの?」と逆に問い返され、「忙しかったのよ。取材やら執筆で……」と口を濁す。
そこでニキは唐突に悦子に「大学の時の友達に出版社の人がいて、ナガサキに関する家族の回顧録を出版しないかって言われてるの」と投げかける。しかし悦子は「あなたは長崎のこと知らないでしょ?」と言い放ち、「だからママに聞くいい機会だと思って。なんでナガサキを離れたのかとか」と聞くも「誰がそんな話に興味あるっていうの?」と、過去の自身の記憶について頑なに口を開こうとしない悦子。

長崎で戦争を経験し、戦後イギリスへ渡った悦子の激動の半生を作品にしたいと考えていたニキは、「みんなよ。今だからこそ、ちゃんと伝えなきゃ」と真剣な面持ちで母の悦子に訴えかける。しかし「グリーナムと長崎は全然別の話よ」と、固く口を開かない悦子に対し考えこむニキの表情が捉えられている。この後どのようにして悦子が長崎での記憶を語っていくのか…。この後の行方が気になる、重要な物語の発端となる本編シーンとなっている。
遠い山なみの光
2025年9月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
STORY
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった――。
原作:「遠い山なみの光」カズオ・イシグロ/小野寺健訳(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶 『ある男』
出演:広瀬すず 二階堂ふみ 吉田羊 カミラ・アイコ 柴田理恵 渡辺大知 鈴木碧桜 松下洸平 / 三浦友和
製作幹事:U-NEXT 制作プロダクション:分福/ザフール 共同制作:Number 9 Films、Lava Films
配給:ギャガ 助成:JLOX+ ⽂化庁 PFI
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