ベルギーの新鋭、レオナルド・ヴァン・デイルの長編デビューとなる『ジュリーは沈黙したままで』が10月3日(金)より公開。このたび、観客を“没入世界”へと誘う本編映像が解禁された。
ベルギーのテニスクラブに所属する15歳の有望選手ジュリー(テッサ・ヴァン・デン・ブルック)。しかし信頼していたコーチ・ジェレミー(ローラン・カロン)が突然クラブを去り、教え子のアリーヌが不可解な死を遂げたことでクラブ内に不穏な噂が広がる。関係者への調査が進むなか、最も近しい存在だったジュリーは沈黙を貫きつつも、重圧と不安を抱えながらトレーニングを続けていく――。
このたび解禁されたのは、緩やかな同調圧力をかけてくるチームメイトに対し、ジュリーが自らの意思を貫こうとするシーン。固定カメラによる静謐なフレーミングの中、光と影のコントラストに人物が沈み込み、そこから突然場面が動き出すことによって、一人の少女の心情が浮かび上がっていく。

本作の特徴的な撮影を担当したのは、『クルエラ』(2021)や『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)などで知られる撮影監督ニコラス・カラカトサニス。『アイ,トーニャ』では手持ちカメラやドキュメンタリー的な動きによってトーニャの視点を映し出し、『クルエラ』では主人公が状況を支配する瞬間や心情が爆発する場面で主観的に寄り添うカメラを駆使。固定カメラから動きのあるカメラへー本作でもいずれも「外から観察する」のではなく、「主人公の内面に入り込む」ような効果を生むアプローチが特徴的であり、本作においても単なる物語の記録を超え、観客を“没入世界”へと誘う映像を実現している。
ジュリーは沈黙したままで
2025年10月3日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかにて公開
監督:レオナルド・ヴァン・デイル
出演:テッサ・ヴァン・デン・ブルック、クレール・ボドソン、ピエール・ジェルヴェー、ローラン・カロン ほか
2024|ベルギー・スウェーデン合作|オランダ語・フランス語・ドイツ語|100分|カラー|5.1ch|1.85:1|原題:Julie zwijgt |
日本語字幕:橋本裕充
配給:オデッサ・エンタテインメント
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