2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化で、台湾人が忘れてはならない40年にも及んだ負の歴史を正面から描き、第56回金馬奨で主要12部門にノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞の快挙を成し遂げた映画『返校 言葉が消えた日』が7月30日(金)公開。このたび本編映像シーンと、本作の原作ゲーム実況でもお馴染み、花江夏樹と小野賢章の応援コメントが解禁された。

「ホラーという一言では表せない濃密なストーリー」

本作は、台湾人が忘れてはならない負の歴史をストーリーに取り入れるという大胆な発想で大ヒットとなったホラー・ゲームを元に、迫害事件の謎解きと、青春を奪われた若者たちの切ないドラマが交錯するダーク・ミステリー。その深いメッセージ性が昨年1月の台湾総統選挙にも影響を与えたと言われ、メディアやSNSで大騒動を巻き起こした。

本作に応援コメントを寄せたのは、Youtubeで199万人の登録者数を誇るアカウントを運営し、「返校 Detention」のゲーム実況では、第1回の配信で172万回もの視聴回数を記録した、声優であり俳優の花江夏樹と、ゲストにも登場した小野賢章。それぞれに「ホラーという一言では表せない濃密なストーリー」「ゲームをプレイした時に感じた、背筋が凍る感覚、そのままでした」とその完成度を称賛した。コメント全文は以下の通り。

花江夏樹 (声優)
息を飲む展開と映像美
「ホラー」という一言では表せない濃密なストーリー
原作をプレイしていると「おっ!」となる、忠実に再現されたシーンやアングル
そして映画ならではの演出に終始引き込まれました
観た後にもう一度ゲームをプレイしたくなる映画でした!

小野賢章(俳優・声優)
ゲームをプレイした時に感じた、背筋が凍る感覚、そのままでした。
そしてやっぱり面白い!それぞれの人物の想いや時代背景が複雑に
絡みあった映画です。
これを観た後、あなたは誰かにこの映画を勧めたくなるでしょう。
そして、原作のゲームもプレイしたくなるでしょう…。

またあわせて本編映像も解禁。「人間は生まれつき自由であるべきだ」と信じる男子学生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)やその仲間の生徒たちが、暖かな日差しの差し込む学校の備品室に集まり、密かに発禁本を読む読書会を開いているシーンだ。

歴史教師で3年愛組の担任のイン先生は「タゴールはインドの偉大な詩人ではあるけど、植民地主義を批判した思想家よ」と、ノーベル文学賞にも輝いたラビンドラナート・タゴールの「迷い鳥たち」の朗読を始める。“木の葉は愛を知ると…”

本作の監督ジョン・スーは「ゲームでの中では全く同じ詩が、プレーヤーが見つけるぼやけたチャン先生の写真の上に書かれていました。これによって私はゲーム開発者がなぜこの詩を引用したのかを考えるアイデアが得られました」と明かし、本作の中でも「迷い鳥たち」が重要な意味を持つ書籍だということが分かる。

そして、この平穏な時間は、ウェイ・ジョンティンの回想シーンだったことが示唆され、「人間は生まれつき自由であるべきだ。それを信じる僕たちは、学校の備品室に集まって、発禁本から一語一句を書き写した。そう、皮肉なことに自由が罪になる世界で僕たちは生きていた。発禁本を読むと、命を落とす時代だ」と語る。危険だということを知りつつも、抑圧された世界で自由を信じ、発禁本を読むウェイ・ジョンティンたち。そしてシーンは一転、光を失う。

1962年、台湾は戒厳令下の時代
反政府的な言論や 自由を提唱する書籍は 固く禁じられていた
違反者は処罰され
死刑も執行された
と、ナレーションとともに、不気味な音が鳴り響く…。

作品情報

返校 言葉が消えた日
2021年7月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

【ストーリー】
1962年、蒋介石率いる国民党の独裁政権下の台湾では、市民に相互監視と密告が強制されていた。翠華高校に通う女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が放課後の教室で眠りから目を覚ますと、何故か学校には誰もいなくなっていた。校内を一人さ迷うファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで、秘かに彼女を慕う男子学生のウェイ・ジョンティンと出会い、協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。消えた同級生や先生を探す二人は悪夢のような恐怖が迫るなか、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていくー。 

■監督:ジョン・スー ■出演:ワン・ジン、ツォン・ジンファ、フー・モンボー、チョイ・シーワン、チュウ・ホンジャン
■原題:返校/2019年/台湾/カラー/103分  R-15+

■配給:ツイン

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公式HP:henko-movie.com

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