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2015年に製作され、第53回金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したドキュメンタリー映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』が新たな日本語字幕版でリバイバル上映されることが決定した。10月10日(土)〜15日(木)に菊川のStranger、11月7日(土)より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて上映される。上映決定にあわせ、新たなポスタービジュアルが解禁された。

1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)まで日本統治下におかれていた台湾。そんな中、1930年代に台南のエリート青年たちによってモダニズム詩人団体「風車詩社」が結成された。当時の台湾の知識人層にとって、宗主国である日本への留学は、世界の最先端の思想に触れる重要な機会であった。彼らは日本において、日本語に翻訳されたジャン・コクトーら西洋のモダニズム文学やシュルレアリスム(超現実主義)芸術の洗礼を受けた。すなわち当時の台湾青年たちは、日本という文化的フィルターを通して間接的に、しかし熱狂的に西洋の前衛文化を吸収したのである。

彼らはその衝撃を胸に台湾へ戻り、日本語を用いて台湾独自の新しい文学を創造しようと志した。日本人文学者たちとも交流し情熱を燃やしたが、活動はわずか1年半で終了した。さらに1952年、戦後の苛烈な思想弾圧(「白色テロ」)によりメンバーが死刑となる過酷な運命をたどり、その存在は長らく歴史に埋もれることとなった。

そんな彼らの軌跡を蘇らせたのが、映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち(原題:日曜日式散歩者 / Le Moulin)』である。台湾の映像作家・黄亜歴(ホアン・ヤーリー)が監督を務めた2015年のドキュメンタリー作品である本作(日本での初公開は2017年)は、当時の貴重な資料や記録映像、彼らが残した詩の朗読に、前衛的かつ象徴的な再現映像をコラージュのように交錯させている。歴史の波に翻弄されながらも、日本を媒介にして世界と繋がろうとした詩人たちの葛藤を芸術的なアプローチで描き出し、第53回金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど高い評価を得ている。

本作は日本で2017年に初公開されてから、来年で10周年を迎える。今回、黄亜歴監督がゲストキュレーターをつとめる企画展「共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」が12月13日まで東京都現代美術館で開催中ということもあり、急遽、リバイバル上映が決定した。

公開10周年を前にした今回の上映にあわせて、黄監督をはじめとする制作サイドは、新たなポスタービジュアルと日本語字幕を制作した。日本統治下の台湾で日本語を用いて新しい文学を創造しようとした若き詩人たちの軌跡を、より深い理解と新たな視点で知ることができる。

さらに、来場者への先着プレゼントとして、新たなポスタービジュアルをあしらった特製クリアファイル(限定数)が用意される。また、劇場でのトークイベントも随時開催される。いずれも作品公式サイト等で告知される予定。

まとめ(注目ポイント)

  • 『日曜日の散歩者』リバイバル上映決定『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』が新たな日本語字幕版で再上映。
  • 10月10日よりStrangerで上映10月10日(土)より菊川のStranger、11月7日(土)より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて上映。
  • 第53回金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞2015年製作の本作は第53回金馬奨で同賞を受賞した作品。
  • 新たな日本語字幕とポスターを制作リバイバル上映にあわせ、新ポスタービジュアルと日本語字幕を制作。
作品情報

日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち
2026年10月10日(土)〜15日(木)Stranger(菊川)にて上映
11月7日(土)よりシアター・イメージフォーラム(渋谷)にて上映

監督:黄亜歴(HUANG Ya-li/ホアン・ヤーリー)

2015年(日本初公開は2017年)/日本語・台湾語・中国語/2時間42分/DCP

公式サイト https://playtime-movie.jp/nichiyoubi/

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