フランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督と主演モニカ・ベルッチによる2002年の衝撃作『アレックス』をノエ監督自らが時間軸に沿った物語へと再構築し、第76回ヴェネツィア国際映画祭(2019)にてワールドプレミア上映された『アレックス STRAIGHT CUT』が、10月29日(金)より新宿武蔵野館にて公開されることが決定した。

2002年の第55回カンヌ国際映画祭最大の衝撃作と喧伝され、公式上映の際にはリアルかつあまりにも強烈な描写の連続に途中退場者が続出。全仏283館で拡大公開されるや否や動員60万人を記録し、イタリア、ベルギー、スイスでも驚愕の動員数を叩き出した映画『アレックス』。
フランスの鬼才ギャスパー・ノエ監督が描く現実にある狂気の世界は、今ではドルチェ&ガッバーナのアンバサダーに抜擢されたことでも話題のモデル、ディーヴァ・カッセルの美し過ぎる母親であるモニカ・ベルッチのイメージからは想像もできないほど過激で凄惨な暴力シーンの描写もあり賛否両論を巻き起こし、「ひっくり返せない、不可逆、取り返しがつかない」を意味するフランス語の原題『Irréversible』が意味するように、時系列を逆から描くという挑戦的な物語構成も当時話題を呼んだ。
日本では東京国際ファンタスティック映画祭 2002のクロージング作品としてお披露目された20世紀最大の問題作『アレックス』がオリジナルを超える衝撃を観客に突きつける新たな作品『アレックス STRAIGHT CUT』となり銀幕に蘇る。
アレックス STRAIGHT CUT
2021年10月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:ギャスパー・ノエ
出演:モニカ・ベルッチ ヴァンサン・カッセル ジョー・ブレスティア アルベール・デュポンテル 他
音楽:トーマ・バンガルテル
提供:キングレコード 配給:太秦 /R18+
【2020年/フランス/シネマスコープ/5.1ch/90分/DCP】
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Photographer : EMILY DE LA HOSSERAY
▽公式HP
alex-straight.jp