リドリー・スコット監督の名作SF『ブレードランナー』の世界をもとにした新作アニメシリーズが製作されることが米エンタメ系メディアで報じられている。
Embed from Getty Images▲映画『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』でリック・デッカードを演じたハリソン・フォード
そのタイトルは『ブレードランナー:ブラック・ロータス』Blade Runner – Black Lotusで、1話30分の全13話構成。映画『ブレードランナー』シリーズに出てきたキャラも登場するという。『ブレードランナー2049』の17年前を描くということで2032年ころの話になりそう。ということはこの映画の中で明かされた歴史に基づけばレプリカントを従順にする技術が発明されたころの話なのかも。物語の中心はエルという秘密に作られた女性レプリカントで、彼女をめぐってデッカードのような警官だけでなくブラックマーケットのディーラー、政治家、科学者なども出てくるという。
監督を務めるのは『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治と『APPLESEED』の荒牧伸志の2人。2017年にネット配信された短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト2022』を監督した渡辺信一郎がクリエイティブ・プロデューサーとして参加する。アルコン・エンターテインメントとアニメーション・スタジオのSola Digital Artsが制作。

声優も決まっていて、英語版ではエル役に『Marvel アイアン・フィスト』のジェシカ・ヘンウィック、ほかにブライアン・コックス、ウェス・ベントレー、ジョシュ・デュアメル、グレッグ・ヘンリー、スティーヴン・ルートなど。日本語版ではエル役を志田有彩が演じる。アメリカではカートゥーン・ネットワークのAdult Swimで2021年中に放送予定。日本は未定。
米国時間7月23日に行われるサンディエゴ・コミコンにクリエイティブ・チームが出席し、予告編などを公開する予定という。