イギリスの鬼才エドガー・ライト監督4年ぶりにメガホンを取った話題作『ラストナイト・イン・ソーホー』がいよいよ本日12月10日(金)より公開されたのを記念して、監督や主演アニャ・テイラー=ジョイが本作の音楽について語る特別映像が解禁された。前作『ベイビー・ドライバー』でその印象をさらに強いものにした、監督の音楽へのこだわりと愛情が垣間見える映像だ。
本作はエドガー・ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。『ジョジョ・ラビット』で脚光を浴び、M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』にも出演する新鋭トーマシン・マッケンジー、そしてNETFLIXオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデングローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞した最注目の若手女優アニャ・テイラー=ジョイが豪華競演。ふたりが演じる、ロンドンの異なる時代に存在する二人の若い女性が、ある恐ろしい出来事によって、それぞれが抱く“夢”と“恐怖”をシンクロさせていく。同じ場所で異なる時代を生きる二人が出会ったとき、果たして彼女たちに何が起きるのか?
ホラーの帝王スティーヴン・キングは本作について「捻りの効いたタイムトラベル。この作品は特別だ」とTwitterで投稿。その他、『ジョジョ・ラビット』監督のタイカ・ワイティティは「とても素晴らしくてスリリング」、『ザ・スーサイド・スクワッド』監督のジェームズ・ガンは「エドガー・ライトの手腕、経歴、キャスティング含め、最高の一作」、『クワイエット・プレイス』監督のジョン・クラシンスキーは「この美しくメロディアスな悪夢は、大好きなジャンルへのラブレターだ」と大絶賛が止まらない。
このたび公開された特別映像では、60年代の音楽を中心に構成された本作の音楽へのこだわりをライト監督が語っている。「若い頃は 60 年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」と語るように、劇中では、冒頭から 60 年代の楽曲が次々と流れる。
レコードは至るところで登場し、現代に生きながら周囲に馴染めず一人きりのエロイーズ(トーマシン)のヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、それ以外のシーンでもストーリーや登場人物の心情に寄り添い、その楽曲の歌詞、背景をもって巧みに紡がれているところもポイントのひとつ。
「60 年代の女性シンガーを多用したかった。ダスティ・スプリングフィールド、サンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック…彼女たちの曲はメロディアスでそれでいて少しダークなんだ」と監督。エロイーズが夢を通じて辿り着いた60年代のソーホーで、歌手を夢見るサンディ役を演じたアニャは、「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与えるの。音楽が時代や場所を定める。手を引いてその世界を経験させてくれる感じね」と振り返る。
最後に監督は「この映画はエロイーズが夢に入るように没入できる。音に引き込まれていくんだ。そしてこれらの夢もすべて音楽を通じて得る感情がとても大事なのさ。これぞ本作のテーマだよ」と締めくくっている。
ライト監督と共同脚本のクリスティ・ウィルソン=ケアンズは彼が集めた音楽を聴きながら脚本を執筆、さらにキャストたちには脚本を読む時用のプレイリストを作成した(!)という本作における音楽と脚本の熱く密接なつながりを感じずにはいられないエピソードも。
そんなこだわりのつまった楽曲にのせて映画は進むにつれ、徐々に二つの時代が溶け合うように感じることができるはず。予想だにしなかったストーリー展開、輝きを放つキャスト、ロンドンの街並み、ファッション、そして音楽に身を任せてこの魅惑的な、めくるめく “夢”の世界に没入してみよう。
さらに今回、ライヴストリーミングスタジオ『DOMMUNE』にて映画公開記念番組の配信が決定。公開日となる12月10日(金)20:00 より、「スウィンギング・ロンドン・ナイト」として 60 年代ロンドンカルチャーとともに映画評論家の町山智浩と THE COLLECTORS のボーカル加藤ひさし、そしてイギリス文化に造形が深く「60s UK STYLE」の著書を出されている漫画家・イラストレーターの竹内絢香を迎え、作品を 100 倍楽しむための知識を大放出! トーク後にはミュージシャンの小西康陽が「スウィンギング・ロンドン」をテーマに DJ で盛り上げるイベントとなっている。
DOMMUE『ラストナイト・イン・ソーホー』公開記念番組
「スウィンギング・ロンドン・ナイト」!!!!!!!
■出演:町山智浩(映画評論家/アメリカよりリモート)、加藤ひさし(THE COLLECTORS)、竹内絢香(漫画家・イラストレーター)
■MC:Chigusa
■DJ Plays SWINGING LONDON ONLY!! ■DJ:小西康陽 BROADJ3022
ラストナイト・イン・ソーホー
2021年12月10日(金)、TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
<STORY>
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で 60 年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは-!?
監督:エドガー・ライト 脚本:エドガー・ライト クリスティ・ウィルソン=ケアンズ 製作:ティム・ヴィーヴァン、ニラ・パーク
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ ほか
2021 年/イギリス/カラー/デジタル/英語/原題:LAST NIGHT IN SOHO/R-15
配給:パルコ ユニバーサル映画
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公式サイト:LNIS.JP
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