伝説の音楽スタジオ、ロックフィールドの歴史を辿るドキュメンタリー映画『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』がいよいよ明日1月28日(金)より全国順次公開。このたび、後藤正文、栗原類、マーティ・フリードマン、 荒木飛呂彦らUKロックに造詣の深い著名人から推奨コメントが到着した。
本作は1970年代から2000年代にかけてブリティッシュ・ロックの名曲を次々と生みだした伝説の音楽スタジオ、ロックフィールドの歴史を辿るドキュメンタリー映画。ウェールズの片田舎にある農場を世界初の宿泊可能な滞在型音楽スタジオに改修したキングズリー&チャールズ兄弟の軌跡を振り返ると共に、豪華ミュージシャンが続々と登場し、自らの言葉で知られざる名曲誕生の秘話を明かしていく。
今回いち早く本作を鑑賞した著名人から推奨コメントが到着。UKロックからの影響を公言し、自身が主催するイベントでは本作に登場するManic Street Preachersをはじめ、多くのイギリス出身のアーティストとも共演しているASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター後藤正文は「このスタジオで生まれたいくつかのアルバムがなかったら、僕はバンドを組みたいだなんて思わなかったと思う」と、ロックフィールドで生まれた作品がバンドの原点となっていることを明かした。
幼少期から洋楽に親しみ音楽フェスの常連としても知られる俳優・モデルの栗原類は「どんなに時代が進んでも僕らはこのスタジオを忘れてはいけない」と、UKロックの歴史を築いたロックフィールドへの敬意を表した。
代表作「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなどで知られ、音楽にも造詣の深い漫画家の荒木飛呂彦は「美術界でベルエポック時代のカフェ、漫画界にもトキワ荘という場所があるけれど、そこには「土地の魔力」というものがあって、芸術のもとに降りて来るみたいだ」と、音楽に限らず芸術が生まれる背景における土地の重要性を説いた。
ヘヴィメタル・バンド“Megadeth”の黄金期を支えたギタリスト・プロデューサーのマーティ・フリードマンは「このレベルのレコーディングプロセスの深いパーソナルエピソードは今まで聞いた事なかった」と、本作で垣間見えるUKロックのレジェンド達のプライベートな一面にも言及。
その他、音楽評論・作詞の湯川れい子、LOVE PSYCHEDELICOのギタリストNAOKI、イギリスに関する情報メディアBritish Culture in Japanの油納将志、音楽・映画パーソナリティの奥浜レイラ、ディスクユニオン ロック部門の佐藤武彦など、ブリティッシュ・ロックに造詣の深い著名人より推奨コメントが寄せられた。コメント一覧・全文はページ下部にて。
また、映画の公開を記念したタイアップキャンペーンも続々決定。ブリティッシュパブHUBでは一部店舗にて映画の半券提示で会計時に10%OFFとなるキャンペーンが決定。その他、Twitterで映画の感想を投稿した方に抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも実施。プレゼントには株式会社エウレカのレコードプレイヤーとオーディオプレイヤー(L/R)を模した可愛い木箱入りのクッキーを3点セットで3名様に、ロックフィールドから車で30分の醸造所で作られるクラフトビール Tiny Rebel(タイニーレベル)から音楽テーマの限定ビール2種(VIBES & EQUALIZER IPA)を12名様に、さらに映画に登場するアーティストの名前が並んだ架空の豪華フェス風オリジナルTシャツ(一部上映劇場にて販売)を3名様にプレゼントする。
【応募方法】@rockfield_movieをフォローし、「#ロックフィールド感想」をつけて映画の感想をツイート。
※本キャンペーンの応募にはTwitterアカウントが必要となります。
※当選者にはダイレクトメッセージでご連絡差し上げます。
『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』は1月28日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
推奨コメント(敬称略/順不同)
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
このスタジオで生まれたいくつかのアルバムがなかったら、僕はバンドを組みたいだなんて思わなかったと思う。
死ぬまでに行ってみたい場所のひとつ。だからこそ、どうか永遠に。
栗原類(俳優・モデル)
文化として、音楽の歴史を築き上げたこのスタジオの空気と歴史を少しだけ覗けるような気がした、どんなに時代が進んでも僕らはこのスタジオを忘れてはいけない、この様な神聖な場所が日本にないのが悔しいです。
もっと全世界にロックフィールドの様なスタジオが増えて欲しいばかりです。
マーティ・フリードマン(ギタリスト・プロデューサー)
ブラックサバスとクイーンからStone Rosesとコールドプレイまでの滅多に知られてない珍しい共通点、『ロックフィールド」というど田舎の牧場スタジオ中心の映画です。70年代から現在のUKロック界のローヤルティー本人達の貴重な裏話オンパレード。この映画に出てるアーティスト達のインタビューをずっと見てたのに、このレベルのレコーディングプロセスの深いパーソナルエピソードは今まで聞いた事なかった。UKロックファンなら、たっぷり楽しめる必見です。
荒木飛呂彦(漫画家)
ロック音楽はその歴史を知って聴くと、もっと面白い。英国の「ロックフィールド」という場所。美術界でベルエポック時代のカフェ、漫画界にもトキワ荘という場所があるけれど、そこには「土地の魔力」というものがあって、芸術のもとに降りて来るみたいだ。
湯川れい子(音楽評論・作詞)
え?このスタジオだったの?!とびっくり。オアシスのノエルとリアムが壮絶なケンカをしたのも、クイーンが「ボヘミアン・ラプソディ」を、コールドプレイが「イエロー」を作ったのも….。見ないと絶対に損をする映画です。
NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)
マイクロフォンは時を封じ込める。作り手達の音楽愛に満ちたこのスタジオの空気とその空間全てが、偉大なる作品達を通して今も僕達に語りかけてくる。ようこそロック・フィールド・スタジオへ。
油納将志(British Culture in Japan)
もし、ウォード兄弟がレコーディング・スタジオを作らずに農家を続けていたら、「ボヘミアン・ラプソディ」もヘヴィ・メタルもニュー・ウェイヴも、マッドチェスターもこの世になかったかもしれない。UKロックの歴史に名を刻むアーティストたちが、ロンドンから225kmも離れたウェールズの片田舎にあるロックフィールド・スタジオに何を求めたのか? その答えが映画の中にある。
奥浜レイラ(音楽・映画パーソナリティ)
クイーンもローゼズもマニックスもオアシスもコールドプレイも、牛と豚に囲まれた牧歌的な場所であの名盤を作っていたとは!
規格外の爆音やカオスにも寛容な農場ファミリーのおかげで、名曲は今も輝き続けている。ありがとうロックフィールド!
佐藤雄彦(ディスクユニオン ロック部門)
英国のロックは田舎とともにある。先鋭的なハードコア・パンク・バンドであるCRASSは、ロンドン郊外のダイヤル・ハウスでコミューンを形成し、インダストリアル・ミュージックの始祖であるナース・ウィズ・ウーンドのスティーヴ・ステイプルトンはアイルランドの荒涼とした土地、クールータに居を移して創作活動を続けた。それは都市部の喧騒やプレッシャーから逃れるという意味合いとも無関係ではないだろう。本作で描かれるロックフィールド・スタジオもまた、そうした避難所(アサイラム)に見える。kLFの『CHILL OUT』、ピンク・フロイドの『原子心母』、ポール・マッカートニーの『RAM』などのジャケットと共に脳裏に刻まれる、牛や羊がのびのび闊歩する「英国の田舎」が育んだポップ・ミュージックの二重構造が体感できるドキュメンタリーだ。ポール・キャラックが在籍した「英国のスティーリー・ダン」ことACEの名曲”HOW LONG”が大きくフィーチャーされているのも嬉しい見所。
ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ
2022年1月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:ハンナ・ベリーマン 撮影:パトリック・スミス 編集:ルパート・ハウスマン 音楽:アレクサンダー・パーソンズ
出演:キングズリー・ウォード、チャールズ・ウォード、オジー・オズボーン、ロバート・プラント、リアム・ギャラガー、クリス・マーティン、ティム・バージェス、ジム・カー
2020年/イギリス/ドキュメンタリー/96分/シネスコ/2.0ch/原題:Rockfield:The Studio on the Farm /日本語字幕:大塚美左恵
配給:アンプラグド
© 2020 Ie Ie Rockfield Productions Ltd.
公式サイト rockfield-movie.com
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