北欧発の青春映画『ガール・ピクチャー』(4月7日公開)の新たな場面写真9点が解禁された。また、本作で17歳から18歳に差し掛かる3人の少女を描いた監督が、主人公たちと同世代の“悩める若い世代”に向けてメッセージを送った。

本作は第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞のほか、第95回(2023年度)アカデミー賞® 国際長編映画賞部門フィンランド代表にも選ばれた話題の青春映画。子どもと大人のはざま、17歳から18歳に差し掛かる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する――。ティーンエイジャーが抱える性、人間関係、未来についての悩みをリアルかつまっすぐに映し出し、失敗しながらも誰かと寄り添い、自由を獲得する方法を学んでいく少女たちを描く。

今回解禁された場面写真はいずれも「世界中どこにでもいる10代の少女たち」の日常を切り取ったもの。気のおけない友人との夜更かしやパーティ前のおめかしの様子やお出かけ、スムージーショップでのアルバイト…、日常的な光景でありながら、かけがえのない瞬間を切り取ったカットとなっている。デニムオンデニムやカチューシャなど80年代ファッションを思わせる、レトロキュートなファッションも必見だ。

本作を手掛けたのは、自分の声を見出していく女性作家を描いた映画『Love and Fury』(16)でデビューし、強い女性たちが主導するストーリーを生み出しているアッリ・ハーパサロ監督。
監督は「私にとって、10代で一番大変だったのは、自分の不完全さを受け入れることだったと思います。自分が何者であるのかを知らなければならないと思っていましたし、高校を卒業した18歳のころには、成熟した大人にならなければならないと思っていました」と回想し、「私は学校の成績が良かったし、年齢の割には成熟していました。だから自分に対する期待も大きかったし、完璧主義的なところもあった。後になって、自分の完璧でないところも受け入れるようになりました」と言う。
そして「完璧でないから人間として興味深い存在になるんですよね。また今は、人が“完全になる”なんて思っていません。“完全になった”とか“準備が整った”と感じることを期待すること自体がバカバカしい」と笑顔を見せ、「私たちはみんな、進化の過程にあるんですよね。いつになっても自分のアイデンティティを見出せないでいるのかもしれない」と続ける。






「思春期はとても大変だと思うんです」とも語る監督。「“いろんなことが分かった”段階に到達しなければというプレッシャーを感じながらも、まだ幼いゆえに、それを可能にする視点もない。今の10代の子供たちも、同じプレッシャーを感じていると思います。もしかしたらそのプレッシャーは、私の若い頃よりも強いかもしれませんね。今の若い子たちは、学校でどんなことにフォーカスするかをかなり早い時点で決めなければなりません。だから、もっと早い段階で成功しなければならないというプレッシャーもあります。このプレッシャーのために、多くの若者は燃え尽きてしまうんです。もっと気楽に構えて。自分自身を不完全な人間として愛することが重要」とエールを送っている。
『ガール・ピクチャー』は4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー。
ガール・ピクチャー
2023年4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー
監督:アッリ・ハーパサロ 脚本:イロナ・アハティ、ダニエラ・ハクリネン
出演:アーム・ミロノフ、エレオノーラ・カウハネン、リンネア・レイノ
2022 年/フィンランド/100 分/カラー/スタンダード/5.1ch/原題:Tytöt tytot tytöt/PG12/⽇本語字幕:松永昌⼦
配給:アンプラグド
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