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2014年7月ウクライナのドネツク州で実際に起こったマレーシア航空17便撃墜事故を背景とした映画『世界が引き裂かれる時』(6月17日公開)の新場面写真が解禁された。また本作の背景となった「マレーシア航空17便撃墜事故」についてのマリナ・エル・ゴルバチ監督のコメントも解禁された。

本作は昨年の東京国際映画祭で「クロンダイク」というタイトルで上映され、観客に大きな驚きと衝撃を与えた作品。2014年7月ウクライナのドネツク州で実際に起こったマレーシア航空17便撃墜事故を背景とし、ウクライナで懸命に生きる女性の姿を鮮烈に描き出す。ロシアとの国境付近にあるウクライナの小さな家で暮らす、出産を間近に控えた妻と夫。明け方、夫婦の住む家が襲撃され、壁に大きな穴があいてしまう。壁の修繕に取り掛かろうとする二人をよそに、親ロシア派と反ロシア派双方の対立は次第にエスカレートし、事態はさらに混乱を極めていく……。のちに現実となるロシアのウクライナ侵攻を予見させる衝撃の問題作だ。

本作の背景となり、マリナ監督が本作を制作するきっかけともなったのが「マレーシア航空17便撃墜事件」。2014年7月17日にアムステルタムからクアラルンプールに向かう旅客便が、ロシア国境近くのウクライナ・ドネツク州の上空で飛行中に攻撃され、乗員乗客あわせて298人もの命が奪われた。

この事件は誤射によるものとされているが、同機には夏休みということもあり、子どもや若者も多く乗車し、また乗客の多くがオランダを中心としたヨーロッパの人々であったため、欧州諸国の反ロシア意識を一気に高め、欧州は連帯して対露制裁措置を進めて行くこととなった。他方、同事件の真実はなかなか明らかにならなかったが、2019年11月には国際合同捜査チーム(JIT)がロシア高官の指示によるものと断定した。

さらに、2022年11月にはオランダの裁判所が、ミサイルはロシア国内から運び込まれ、ウクライナ東部の親ロシア派勢力支配地域から発射されたと断定した上で、撃墜に関与したとして、親ロ派勢力の指揮官3人に終身刑を言い渡していた。そして、2023年2月には捜査を続けてきた国際合同捜査チームより、プーチン大統領がミサイル供与を決定したことが濃厚だという声明も出されている。

本作は、現在も続くウクライナ侵攻の前段階にあたるこの出来事を背景に、ウクライナ東部の親ロシア派と反ロシア派とが対立する緊張感を描いている。奇しくも、事件が起こった「7月17日」はマリナ監督の誕生日でもあった。今回「マレーシア航空17便撃墜事件」についての監督のコメントも解禁された。コメント全文は以下にて。

『世界が引き裂かれる時』は6月17日(土)シアター・イメージフォーラムにてロードショー、全国順次公開。
マリナ・エル・ゴルバチ監督のマレーシア航空17便撃墜事件についてのコメント
ロシアがウクライナに本格的な戦争を始めた2022年2月24日に何が起こったかはみな覚えていますが、マレーシア航空の大惨事については誰も語りません。しかし、そこからこの戦争は始まったのです。ロシアのプロパガンダによりウクライナ国内の紛争だと報道されてきましたが、そうではなく、国による侵略行為であること、そしてそれがクリミア不法併合から続いていたことを記憶から消し去ってはいけない、海外の人に伝えたいという思いがありました。ウクライナへの大規模な侵攻が始まった後では、本作を政治的なステートメントとして見ることができると思います。しかし、2016年にこの映画を作り始めたときは、あくまで戦争に対する芸術的抵抗であり、感情的で非常に個人的な行為にすぎませんでした。
監督:マリナ・エル・ゴルバチ
1981年7月17日生まれ。キエフ国立IK Karpenko-Kary Theatre, Cinema & Television University(ウクライナ)で学んだ後、Andrzej Wajda Master School of Film Directoring(ポーランド)を卒業。メフメット・バハディール・エルと結婚しており、監督デュオとして、本作を含む3 本の長編映画を一緒に監督および制作している。2017 年以来、ヨーロッパ映画アカデミーのメンバーでもある。
主な監督作:『Black Dogs Barking』(09)、『Love Me』(13)、『Omar and Us』(19)
世界が引き裂かれる時
2023年6月17日(土)シアター・イメージフォーラムにてロードショー、全国順次公開
【監督・脚本】マリナ・エル・ゴルバチ
【出演】オクサナ・チャルカシナ、セルゲイ・シャドリン、オレグ・シチェルビナ
【撮影】スヴャトスラフ・ブラコフスキー
【音楽】ズヴィアド・ムゲブリー
2022/ウクライナ・トルコ/原題:KLONDIKE/ウクライナ語・ロシア語・チェチェン語・オランダ語/100分/カラー/DCP/ワイドスクリーン/5.1ch
配給:アンプラグド 後援:在日ウクライナ大使館
映画祭タイトル:「クロンダイク」
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