“絶対に死なない”伝説の老兵の痛快すぎる壮絶バトルを描くマッド・エンターテインメント『SISU/シス 不死身の男』が10月27日(金)より公開。このたび、「殺し屋1」「ホムンクルス」の漫画家・山本英夫が描き下ろしたイラストが解禁された。また新日本プロレスの棚橋弘至ら著名人からのコメントも到着した。
本作はSISU(不屈の精神を意味する)を武器に、伝説の兵士がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげてゆく痛快バイオレンスアクション。故国フィンランドで19週連続トップ10入りという特大ヒットをたたき出し、2022年、シッチェス・カタロニア国際映画祭 ファンタスティック・コンペティション部門で最優秀作品賞など4部門を受賞、批評サイト「ロッテントマト」では98%の高評価を獲得した。脚本、監督を務めるのは『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(11)、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(15)でも大自然を舞台にしたアクションアドベンチャーを描いてきたヤルマリ・ヘランダー。
このたび、圧倒的な画力と深い人間観察から生み出された壮絶なバイオレンスアクション「殺し屋1」「ホムンクルス」などの傑作漫画を生み出してきた漫画家、山本英夫描き下ろしのイラストが到着した。
描かれているのは、主人公アアタミがナチス戦車隊に捕まり、風の吹きすさぶ荒野で縛り首になるという絶体絶命の場面。背中には相棒ともいえるツルハシを背負ったまま絶命してるかに見える主人公。だが、画面いっぱいに描かれた主人公、アアタミの目は決して死んではいない。その眼差しの奥で、いったいどんな脱出劇を目論んでいるのか? 墨絵のように清冽で力強いタッチで描かれたモノクロのイラストに「不死身にも程がある…!!」の文字。究極のバイオレンスの世界を描き続けてきた山本英夫をして「程がある」と言わしめたその不死身っぷりを確かめたくならずにはいられない。
配給会社の担当者はイラストを依頼した理由について「「殺し屋1」を手掛けた山本先生なら、『SISU/シス 不死身の男』の、想定外の方法でナチスを葬り続けるという設定や血煙り爆アガリの大胆な暴力シーン、荒唐無稽な展開を思いきり楽しんで頂けるのではないか。アドレナリンみなぎる主人公アアタミを描いて頂けるのではと考えました」と語る。
作品を鑑賞した山本は、縛り首のシーンで、シリアスなシーンにも関わらず、「思いもよらぬ方法」で生き延びる主人公の姿に、笑いがこみあげてきたという。その後も主人公の高すぎるサバイバルスキルにツッコミをいれながら鑑賞し、描き下ろしの依頼を快諾したという。劇画調の渋さとカッコ良さで主人公の不死身っぷりを謳いあげつつ、山本からは「〝不死身〟とは、なんぞや? その答えは、この映画にはありません・・・〝不死身〟とは、面白い! が、あり。 余計な回想シーン無し、想いにふける暇なし、 ただただ不死身っぷりを目撃せよ!」というコメントも寄せられた。
さらに、この主人公の戦いっぷり、想像の斜め上をいくサバイバル劇に、著名人からの絶賛コメントも続々と到着。新日本プロレス不撓不屈の闘士、棚橋弘至からは「生きづらい現代に、生き抜く強さを教えてくれる作品。これから、歳を重ねて「SISU」になります」というコメントが到着。こんなリスペクト魂あふれるコメントから、「マジおもろっ❤︎ 」(くっきー!(野性爆弾)/芸人)、「タイトルに偽りなし!不死身すぎると笑えるんですね」(石野卓球(電気グルーヴ))、「ナチス軍の視点で観るならば、本作は紛れもなくホラー映画だ!」(こがけん/芸人)、「最後の最後まで血湧き肉躍りつつ浸りきりました」(春日太一/時代劇研究家)、「あきらかにバラ(殺)スメント抵触の快感殺戮ムービー」(滝本誠/映画老人)、「自分の中に眠るSISU、スクリーンで覚醒させちゃってください。痺れた!」(東紗友美/映画ソムリエ)、「人生の真実を垣間見せてくれるのである。あきらめるな! くたばるな!戦え!」(高橋ヨシキ/映画評論家・アートディレクター・サタニスト)、「このシスをプレイヤーにしてゲームを創りたいくらい!これは超お薦め!君もシスれ!」(小島秀夫/ゲームクリエイター)など、様々な角度からの絶賛コメントが続々。どんな見方をしても楽しいということが、これらコメントから伝わってくる。著名人のコメント全文・一覧は以下のとおり。
『SISU/シス 不死身の男』は10月27日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
著名人コメント全文 (五十音順)
タイトルに偽りなし!不死身すぎると笑えるんですね。
(石野卓球(電気グルーヴ))
多勢に無勢、孤立無援、四面楚歌?。こうした事態は社会を生き抜くうえで何度でも遭遇する。だが、そんなときはこの漢を思いだせ。彼はアクション映画の中だけの幻像ではない。世の理不尽や困難と対峙するとき、キミを奮い立たせる不撓不屈のシンボルだ。 (尾﨑一男/映画評論家・映画史家)
鉛色の空、乾いた荒野、戦にくたびれきった人びと……圧倒的な殺風景の中で繰り広げられる、不屈の老戦士による大活劇! 何から何まで我が好みにバッチリで、最後の最後まで血湧き肉躍りつつ浸りきりました。
(春日太一/時代劇研究家)
ラップランドに舞い降りた伝説の戦士は、その身一つで命を繋ぎ、唸り声一つでナチスを撃退する。こんなコスパのいい不死身男の前ではハリウッド映画のタフガイたちも形無しだ。いやぁー、参った!!!
(清藤秀人/映画ライター)
マッハの如くスピーディに駆け抜ける極上の時間。痛快に次ぐ痛痛快快の繰り返し。脳内には最高級御ムービーの残像が鮮明に蠢き、洗われた華奢なワタクシの身体を泥で汚したくなるのです。究極のオスたる姿を前頭葉に貼り付けられ次第。
MAXの生命力を是非是非!御LOOKご堪能!マナコから入力し脳内に蓄積されよ。マジおもろっ❤︎
(くっきー!(野性爆弾)/芸人)
災難に遭遇したといえるのは、どっちなのか⁉︎ 数と武力に勝るナチス軍の慢心と油断が、北欧の偉大なる〝SISU(不屈の精神)〟を目覚めさせてしまった! 彼こそがツルハシ一本で地獄の底から這い上がる戦場の死神。狙われたが最後、墓標のごとく死亡フラグが立ちまくる…(泣) ナチス軍の視点で観るならば、本作は紛れもなくホラー映画だ!
(こがけん/芸人)
乾いた大地、渇いた男たち。焦土と化した街、燃え尽きた男たち。もはやこれは戦争映画ではない。恐ろしくクールな男たちの闘いのMADな挽歌。不死身のジジイのランボーを凌ぐ闘いのアイデアの数々!このシスをプレイヤーにしてゲームを創りたいくらい!これは超お薦め! 君もシスれ!
(小島秀夫/ゲームクリエイター)
「あきらめない」。そのことの重要性を教えてくれる映画は、いかなる作品であろうと本質的に尊い。極めて真摯に誠実に撮られた『SISU』は、ピッケル担いだ髭のじじいの姿を通して人生の真実を垣間見せてくれるのである。あきらめるな! くたばるな!戦え!
(高橋ヨシキ/映画評論家・アートディレクター・サタニスト)
シスのは奴らだ! あきらかにバラ(殺)スメント抵触の快感殺戮ムービー、 ジジイのツルハシもビンビンの現役硬度とおみうけしたが、如何?
(滝本誠/映画老人)
このおじいさんが「SISU」か、と観始めました。 ナチスドイツが、ヨーロッパを侵略していく中で、自然と正義はこちらにあって、いつのまにか応援していました。 世知辛く、生きづらい現代に、生き抜く強さを教えてくれる作品。これから、歳を重ねて「SISU」になります。
(棚橋弘至/新日本プロレス所属プロレスラー)
私的今年の流行語大賞、SISUで決まり! もうシスってなんだ?っていわせない。こんなに崇高な魂、ほかにない。
私まで偉業を成し遂げたみたいな快感と達成感。自分の中に眠るSISU、スクリーンで覚醒させちゃってください。痺れた!
(東紗友美/映画ソムリエ)
古今東西、『眼下の敵』のように戦場を舞台にした気骨ある男同士の闘い、或いは、『北国の帝王』のように屈強なおっさんVSおっさんを描いた映画にはハズレがない。さらに、かつて最強と恐れられた“おやじ”を描いた映画にもハズレがない。本作は斯様な作品群のハイブリッドだ!
(松崎健夫/映画評論家)
〝不死身〟とは、なんぞや? その答えは、この映画にはありません・・・ 〝不死身〟とは、面白い! が、あり。 余計な回想シーン無し、想いにふける暇なし、 ただただ不死身っぷりを目撃せよ!
(山本英夫/漫画家)
「あのシスの暗黒卿も裸足で逃げ出す圧倒的なパワーと存在感 この北欧の老兵は戦争映画の常識すら変えてしまった」
(渡辺麻紀/映画ライター)
SISU/シス 不死身の男
2023年10月27日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
STORY
1944年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのはツルハシ1本と折れない心SISUだけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ1本で食らいついても、絶対に死なない!多勢の敵を相手に、アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか――。そしてアアタミの目的地とはー?
監督/脚本:ヤルマリ・ヘランダー(『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』 『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』)
キャスト:ヨルマ・トンミラ(『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』)、アクセル・ヘニー(『オデッセイ』)、ジャック・ドゥーラン、ミモサ・ヴィッラモ、オンニ・トンミラ
製作国: フィンランド 言語: 英語、フィンランド語 原題:SISU 上映時間:91分 R15+
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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