アジアの映画祭・映画賞で話題をさらっているUFOロードムービー『宇宙探索編集部』がいよいよ明日10月13日(金)より全国順次公開。このたび、本作をいち早く見た漫画家から描き下ろしイラストと、各界著名人からコメンが到着した。
本作は、廃刊寸前のUFO雑誌「宇宙探索」の編集長が、中国西部の村に宇宙人が現れたという情報を掴み、仲間たちを引き連れて西へと向かう爆笑と感動のロードムービー。本国では若者に圧倒的な支持を得て大ヒットし、アジア圏の映画マニアが選ぶ「迷影精神賞(シネフィル・プライズ)」の2023年ベスト1にも輝くなど話題を独占した。
このたび、映画をいち早く観た2名の漫画家から、本作をイメージした描き下ろしイラストが到着した。『デボネア・ドライブ』『地獄のサラミちゃん』などを手がけるまんが家の朝倉世界一は、中国西部へと向かう編集長たちの旅の1シーンを、朝倉ならではのほのぼのタッチで再現。
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は「地球人は最もキャラが立っていてヤバい種族だと宇宙人に誇れる映画です」と、宇宙人以上に(?)個性豊かな登場人物たちをユーモアたっぷりに描いている。イラストと本編と見比べたら、さらに映画を楽しめること間違いなし。
さらに映画監督、アイドル、ミュージシャンから宇宙⾶⾏⼠や学者まで、各界著名人からのコメントも到着。笑われても夢を追い求める主人公の姿に、タレントのビビる大木は「つまり、一生青春ってことだ!!」、アイドルグループでんぱ組.incのメンバーで漫画家・イラストレーターとしても活躍する鹿目凛は「自由というのは楽しく、希望だ。」、『呪怨』や『村』シリーズ、『忌怪島』『ミンナのウタ』などホラー映画の名手・清水崇監督は「夢とロマンに溢れ過ぎた、この無様な男をあなたはどう思うか?」と胸アツコメントを寄せている。
そのほか、日本人二人目の女性宇宙飛行士・山崎直子、惑星物理-宇宙生物学者の井田茂、宇宙化学の大場康弘、超常現象研究の羽仁礼ら宇宙関係者からのコメントも。さらにはロックミュージシャンの大槻ケンヂ、今年6月に惜しまれつつも解散したBiSHの元メンバー、ハシヤスメ・アツコ、人気恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」「バチェロレッテ・ジャパン」の司会者で、「オーラアート」でも注目を集める坂東工、Netflixでも放映された中国SF映画の原作『三体』『流浪地球』の翻訳を手がけたSF翻訳家の大森望、月刊「ムー」編集長の三上丈晴、人気中国人YouTuber・李姉妹、映画解説が大人気の映画ライターのISOら錚々たる面々がコメントを寄せている。コメント全文・一覧は以下にて。
オフビートなセンスで観客を笑いの渦に巻き込みながらも、最後には他人に何を言われようとその道を信じて進み続けるタン編集長と仲間たちの姿の情熱に感動必至の『宇宙探索編集部』は明日10月13日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺他全国順次公開。
著名人コメント(敬称略、五十音順)
寝ぐせだらけの編集長タンさんが懸命に探し求めた宇宙人の存在と、観客である自分がさっきまで考えていたどうでもいい事が、時空を超えて宇宙のどこかでつながっている…ような気持ちになったりする。ふしぎ。
朝倉世界一(まんが家)
笑われ、貶され、指差され。
それでも宇宙人の存在を信じ、歩みをやめない
愚直で勇敢な彼らのことを好きにならずにいられるものか。
その可笑しく不思議で愛おしい旅路が、
消えかけた内なる灯火に薪をくべ、訴える。
中年も、大志を抱け!
ISO(ライター)
へんてこな人々のけったいな旅の記録。時にコミカルに時にシリアスに、でも終始淡々とマニアックでストイックな旅の記録が綴られ、独特なリズム感を醸し出している。なぜか、デヴィッド・リンチ監督の劇場デビュー作『イレイザーヘッド』を思い出した。緊迫感につつまれたザラザラした空気感は、 見てから何十年も経っても時々思い出す。
『宇宙探索編集部』の独特のリズム感もそんなふうに頭に残るのかもしれない。
井田茂(惑星物理-宇宙生物学者/東京工業大学教授)
笑った後で泣けてきます。
誰もが抱える生きづらさについての物語。
彼らの場合はその救いがUFOだった、ただそれだけの違い。
大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)
地球の外に生命体はいるのかいないのか。科学の究極ともいえる謎の一つに対して,タン編集長が自分,そして仲間のすべてを犠牲にして解明しようとするヒューマンドキュメンタリー。最後の宇宙の映像は一見の価値あり!
大場康弘(宇宙化学/北海道大学低温科学研究所 准教授)
アポロを知らない世代がつくった、奇妙奇天烈なUFO探索ロードムービー。笑いながら見ていたのに、最後は不覚にも目頭が熱くなった。おもろうて、やがて悲しき宇宙人。
大森望(SF翻訳家/『三体』『流浪地球』ほか多数)
何かを強く追い求める者は、手放す物もたくさんある。
時に孤独にもなるが、
それらを突き詰めた者にしか
見られない景色や得られない体験がある。
人生の選択は自己責任で怖くなる。
しかし、それを上回る程自由というのは楽しく、希望だ。
鹿目凛(でんぱ組.inc)
夢とロマンに溢れ過ぎた、この無様な男をあなたはどう思うか?
その捉え方次第で、未来に“ロマン”の居場所がある気がする。
なるべく前情報の無いまま、彼との旅を共にしてみてほしい。
清水崇(映画監督)
次から次へと現れる奇人変人の精鋭たちに、もう宇宙人が現れなくても、彼らで十分だと思えてきます。宇宙の中でも最もディープで愛すべき地球人に出会えるエモーショナルな感動作。高度に進化した宇宙人にはこの映画は作れません。
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
自分の好きなことに
一生懸命、そして純粋に追い求めていく
主人公の姿が面白くて変てこです!
癖ありドキュメンタリーを観ている感覚で、
気付いたらその世界観にどっぷりハマってました。
見終わった後、宇宙人について考える率100%!!!
ハシヤスメ・アツコ(タレント)
どこの国でも、UFO研究家の人生は厳しい。世間から冷笑され、家族や親戚にも見放され、高額のガセネタをつかまされたりする。それでもどこかにあるはずの真実を求めて突き進むタン編集長の姿には、我が身につまされるものがあった。
羽仁礼(一般社団法人超常現象情報研究センター 主任研究員)
探索することがまさに我らの宇宙という“アート”なのです。
この映画を観る人々にこの詩を贈ります。
『それぞれの人にとって環境とは、
「私を除いて存在する全て」
であるにちがいない。
それに対して宇宙は、
「私を含んで存在する全て」
であるにちがいない。
環境と宇宙の間のたった一つのちがいは、私・・・・・
見る人、為す人、考える人、愛する人、受ける人である私』
Richard Buckminster Fuller
坂東工(アーティスト・俳優・ナレーター)
つまり、一生青春ってことだ!!
ビビる大木(タレント)
人は、なぜ未知なるものに魅かれるのか。
その答えが、この映画にはある。
UFOを通して、人生の意味を知る。
都市伝説を超えたヒューマンドラマだ。
気がつけば、UFO雑誌の編集者である主人公に自分を重ねていた。
三上丈晴(月刊ムー 編集長)
つい笑ってしまう描写の中にある、宇宙への壮大な想い。
それは、人類にとって普遍的かつ究極の問いかもしれません。
宇宙も謎ですが、私たち人類も謎だらけ。
だからこそ愛おしい。
山崎直子(宇宙飛行士)
宇宙人に魂を燃やす冴えないおじさんと謎メンバー達の怪奇現象取材旅。そしてその一行を追う私たち。好奇心の赴くままに、この旅を最後まで見届けましょう!日常で感じることのない不思議な感情を味わわせてくれます。
李姉妹(YouTuber)
宇宙探索編集部
2023年10月13日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺他全国順次公開
STORY
廃刊寸前の科学雑誌「宇宙探索」の編集長タンは、ある日、中国西部の村で宇宙人の仕業と思われる不思議な現象が起きたという情報を掴む。編集部の起死回生をかけて、一癖も二癖もある編集部員と外部の同志を連れ、調査の旅に出ることに…。果たしてタンたちは宇宙人に出会えるのか?
原題:宇宙探索編輯部|英語題:Journey to the West|2021|中国映画|118 分|1.78:1|5.1ch
監督:コン・ダーシャン(孔大山)|出演:ヤン・ハオユー(楊皓宇)、アイ・リーヤー(艾麗婭)、ロイ・ワン(王一通)、チミー・ジャン(蒋奇明)、ション・チェンチェン(盛晨晨)
配給:ムヴィオラ
©G!FILM STUDIO[BEIJING]Co.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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