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ドキュメンタリー映画の祭典、山形国際ドキュメンタリー映画祭の上映作品を東京で上映する「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー——山形in東京2024」が10月19日(土)より開催。その約50本の上映作品の動画や画像から構成した予告編と、本特集独自のプログラム「パレスティナ-その土地と歩む」の全容が解禁された。

パレスティナの土地をめぐる記憶に焦点を当て、新旧作合わせた7本を上映

昨年10月7日ハマスによるイスラエルへの襲撃が起きて以降、“報復”としてイスラエル軍によるガザへの大規模侵攻が続いている。今年2月の時点ですでにパレスティナ人の死者は3万人以上、死傷者は約7万人に達したと報道され、現在ガザ地区の大部分が廃墟と化し人々が飢餓に陥る事態と伝わる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2023では会期中に起こった事件とその直後に開始された大規模侵攻の報せに動揺が広がり、隣国レバノンから来日していた監督たちは家族や友人の安否確認に追われた。特集「パレスティナ-その土地と歩む」では、10・7以前に遡ってパレスティナの土地をめぐる記憶に焦点を当て、新旧作合わせた7本を上映する。

ともにイスラエル出身であるユダヤ系監督エイアル・シヴァンとパレスティナ系監督ミシェル・クレフィが、分離壁の建設が進むふたつの土地と人々の分断を描いた『ルート181』(2003年)。また、クレフィが単独で監督した『石の讃美歌』(1990年)では、当時のガザの状況が浮かび上がる。そして、現在ヨルダンに暮らすパレスティナ人映画作家・研究者のアッザ・エル・ハサンの短編と中編作品も上映。入植地が拡大する占領の実情を描いた『モーゼからの権利証書』(1998年)とニュース素材と化したパレスティナの日常を捉えた『ニュースタイム』(2001年)の2作品。さらに、アメリカ在住のパレスティナ人映画作家ジュマーナ・マンナーアが生活に必要な野草採集がイスラエルに禁止されている現状を描く『採集する人々』(2022年)。監督のマンナーアは、今年イメージ・フォーラム・フェスティバルでも2作品が紹介される注目の作家である(フェスティバルではジュマナ・マナと表記)。この作品は、大阪を拠点に上映活動を行う「本庄からパレスチナへの会」が10月に大阪で初上映。東京では11月2日(金)のK’s Cinemaでの上映が初となる。

一部の作品では上映後にトークイベントも開催。11月2日(土)は、『モーゼからの権利証書』『ニュースタイム』の監督アッザ・エル・ハサンがオンラインでQ&Aを実施する。11月16日(土)は、『ルート181』上映後に、イスラエル・パレスティナに関する著書や訳書で知られる早尾貴紀(東京経済大学教員)がトークを行う。同日に上映されるミシェル・クレフィが監督した劇映画『ガリレアの婚礼』(1987年)についても解説する予定。

上映作品

・ ミシェル・クレフィ、エイアル・シヴァン監督『ルート181』 
1947年に採択されたパレスティナ分割案・国連総会決議181号。故郷へ戻った二人の監督が、現存しないこの境界線を「ルート181」と名づけて辿る。人々との偶然の出会いによって照射される、土地と人々の分断、暴力と収奪、記憶の改ざん、抑圧と差別。山形国際ドキュメンタリー映画祭2005 山形市長賞(最優秀賞)受賞。

・ミシェル・クレフィ監督『石の賛美歌』
男女の再会を描くフィクションとパレスティナの現状を捉えたドキュメンタリー。二つの映画的手法を並置することで浮か上がる占領下パレスティナに生きる人々の痛みと苦悩。山形国際ドキュメンタリー映画祭91特別賞受賞。

・ミシェル・クレフィ監督『ガリレアの婚礼』
イスラエル軍によりパレスティナの土地の接収が続くナザレの村。夜間外出禁止令が敷かれるなか村長は息子の結婚式を行うため軍政官とある取引をするが、そのことが思わぬ事態を招く。のちに山形の常連となる監督による初長編劇映画。’87カンヌ映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。

・アッザ・エル・ハサン監督『モーゼからの権利証書』
イスラエル占領下、エルサレムへ向けて拡大し続ける入植地マアレ・アドミム。監督はビデオ日記の体裁で、いとも簡単に住居を破壊され土地を奪われる人々の姿を記録する。

・アッザ・エル・ハサン監督『ニュースタイム』
「戦争・紛争時は、ドキュメンタリー映画の制作が唯一の娯楽の手段となってしまう。」パレスティナ人がニュース素材とみなされる現状に抗い身の回りの人々にカメラを向けた監督が捉えた、”ありきたりの”日常。

・バスマ・アルシャリーフ監督『私たちは距離を測ることから始めた』
マドリッド=オスロ、ガザ=エルサレム…。都市間の距離を提示することで喚起されるその土地のイメージ。気鋭のアーティストによる、個人の主観的経験に基づき歴史、政治を表象する映画的試みは、同時に特定の文脈における意味づけから言葉を解放する実験でもある。

・ ジュマーナ・マンナーア監督『採集する人々』 ※東京初上映
パレスチナの人々の生活に根付いた野草採集は、イスラエル政府により違法化された。自然とともに育まれた食文化のみならず、尊厳ある暮らしをも奪おうとする占領を生き抜く人々を独自の映画的表現で描く。注目のパレスチナ人映画作家、ジュマーナ・マンナーア監督作品。

開催情報

山形国際ドキュメンタリー映画祭 東京上映
ドキュメンタリー・ドリーム・ショー−−山形in東京2024

●開催場所:新宿 K’s cinema(新宿区新宿3-35-13-3F)
      アテネ・フランセ文化センター(千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F)

●開催期間:新宿 K’s cinema…2024年10月19日(土)〜11月8日(金)
      アテネ・フランセ文化センター…2024年11月9日(土)〜20日(水)

・主催:シネマトリックス 
・共催:山形国際ドキュメンタリー映画祭/K’s cinema/アテネ・フランセ文化センター
・協力:アカリノ映画舎

公式サイト http://cinematrix.jp/dds2024/

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