71歳ジャッキー・チェン VS 67歳レオン・カーフェイ！　呼吸音だけの“純粋な死闘”『シャドウズ・エッジ』本編映像解禁

中国で4週連続興行収入ランキング1位を記録し、公開から約1か月で12億元（日本円で約250億円）を突破するなど、熱狂的な盛り上がりを見せているジャッキー・チェン最新作『シャドウズ・エッジ』が絶賛公開中。このたび、ジャッキー・チェンとレオン・カーフェイが壮絶な一騎打ちを繰り広げるバトルシーン本編映像が解禁された。

12月12日（金）より公開された本作は絶賛の声やまず、映画レビューサービスのFilmarks では12月2週目公開映画の初日満足度ランキング第1位を獲得。特に、今年屈指のベストバウトと評判なのが、伝説の刑事ジャッキー・チェンVS.元暗殺者レオン・カーフェイ、ベテラン同士の壮絶な一騎打ち。今回、そのバトルシーンの一部が特別解禁された。

正体不明の犯罪集団を追跡していた黄徳忠（ジャッキー・チェン）は、ついに集団の首領“影”と呼ばれる元暗殺者・傅隆生（レオン・カーフェイ）の居場所をつかみ、カフェの屋根裏に逃げ込む傅隆生を追いかける。対する傅隆生は素早いナイフさばきで、黄徳忠に襲い掛かり、互いに必死の形相。喉元まで迫るナイフ、そして渾身の応戦。そこには一切のセリフなし。二人の激しい息遣いと動き、そしてナイフを振りかざす音だけが響く…文字通りの死闘に、観客は息をのみ、その行方を見守るのみだ。

このシーンは、屋根裏部屋というロケーションだったため、「短刀を使った狭い空間でのアクションは非常に難しかった。おそらくこのシーンが一番大変なアクションでした」とジャッキー・チェン。「撮影スペースも狭く、カメラ機材を二台も入れなければならず、我々は闘いながら避けなければならなかったが、レオン・カーフェイがやり遂げたのはとても嬉しかった」と振り返る。

レオン・カーフェイも「狭い空間で立って戦うことすらままならず、周囲には物も多く、さらに連続したカットでの撮影でした。１カット終えるごとに、自力で立ち上がるのは非常に困難でした」と語りながらも、「私は、ジャッキーさんの映画人生において、彼をあれほどまでに打ちのめせる唯一の悪役俳優なのだと自負しています！」と胸を張る。

ジャッキー・チェンは現在71歳、そしてレオン・カーフェイは67歳。この二人の死闘について、ラリー・ヤン監督は「命をかけた戦いの中では無駄な言葉は一切なく、目線と動きだけで語られます。純粋な死闘、純粋に解き放たれた二人の闘い。長年眠っていた獅子たちが目覚めたのです」とリスペクトも込めて語っている。

今年公開された大ヒット映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦』では、九龍城砦のボス、龍兄貴こと龍捲風を演じたルイス・クーと、黒社会の大ボス（大老闆）を演じたサモ・ハンの死闘が記憶に新しいが、本作でのジャッキー・チェンとレオン・カーフェイの闘いは、それに続く「激アツ」のベテラン対決と言っても過言でない。伝説を打ち破った新たなる伝説と圧倒的なヴィランの瞬き厳禁のシーンとなっている。